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ファーストデート
第五章
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「いけいけどんどんなんだよ」
「やってやれ」
 女連中も見れば同じようにメールを打ちまくっていた。
「肩を寄せてね」
「コロンの香りを入れてあげるのよ」
 こんなことまで指示を出すのであった。
「いい香りはそれだけで相手をノックダウンさせるから」
「いいわね」
 こんな調子であった。とにかく応援そっちのけで彼等のことばかり考えていた。しかし当の彼等はメールのことも気付かず気楽に楽しんでいた。

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