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とある3人のデート・ア・ライブ
第五章 楽園
第12話 忘れられた記憶
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……」

凜袮「え?そ、そんなことないよ!」

士道「でもさ、本来これは俺のやることだし……テストもあるし、凜袮もこっちばっかり構ってられないだろ?」

凜袮「そんなこと……」

士道「だから、さ……」

凜袮「やっぱり、私……お邪魔だったかな……」

と、突然座っていた士道は立ち上がり、言った。

士道「そんなことねぇよ!凜袮がいてくれてすんげぇ助かってる!」

凜袮「じゃあ明日も手伝いに来ていい?」

士道「でもテスト期間ぐらいは……」

凜袮「いいの!別にこのままでもッ!体調管理もしっかりするし、士道の迷惑にもかからないようにする!だから心配しないでッ!!」

いつもの大人しい凜袮とは異なった怒りが混じった叫びだった。

士道「り、凜袮……!?」

凜袮「士道……ッ!」

士道「……分かった、分かった!でも無理な時は無理って言えよ!」

凜袮「うん。ありがとう士道」


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ーーー
ーー



〜士道side〜


やっべ、勉強に集中できねぇ……一方通行、助けてくれぇ……

確かあいつはリビングにいたはずだな。ちょっと行ってみるか。










ん?誰かが話してる?

士道はリビングのドアの目の前まで来て、話し声が聞こえたのでそちらに耳を傾けた。


琴里「今までの霊波反応は不安定だったけど、さっき少しだけ安定していたわ」

安定?

一方「ほォ……」

琴里「ただ……」

ただ?

琴里「最終的には大きくひずんでさらに不安定になった状態よ」

マジかよ……

一方「暴走したら終わりってわけか……」

琴里「そうゆうこと。それこそユーラシア大空災になりかねないわ」

一方「………一ついいか?」

琴里「何?」

一方「そのユーラシア大空災ってのは何だ?誰が引き起こした災害だ?」

琴里「一番初めに生まれた精霊が起こした空間震よ。それも30年前にね」

一方「なるほどなァ……30年前なンて、生まれてねェしなァ……」

琴里「あら、親とか友達の一人も話題に出したことがなかったの?」

一方「俺には友達はいねェし、両親の顔なンざ覚えてねェ……本名も忘れてるぐらいだしな」

琴里「あ、ごめん……」

一方「気にすンな。それより、今はやるべきことがあンだろ?」

琴里「そうね……確かに想像していた以上に猶予がないのは確か。この不安定な『敵』を早く何とかしないと……」

かなり切羽詰まってるみたいだな……

士道は気づかれたら色々マズイと判断し、自分の部屋へと戻った。




ーーーー
ーーー
ーー




?「……やはりダメ
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