第42話 どうしてなの?
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■ブリミル暦6242年、皇紀2800年 9月 1日
仮想空間で立憲君主制の実施テストが始まる。
ブリミル暦6242年 ラドの月 フレイヤの週 マンの曜日
皇紀2800年 9月 2日 トリステイン王国 ラ・フォンティーヌ伯爵領 本邸
Side マリー・ルイゼ・ル・ブラン・ド・ラ・フォンティーヌ
今、目の前に烈風カリンがいる。
どうしてなの?
原因は誕生日にあった。一ヶ月程前に誕生日を迎えたのだ。
光輝の曽祖父は特製のVR機をくれた。何でも普通のVR機には量子コンピュータが内蔵されており、最大12倍までの時間経過が設定出来るだが、私のVR機ではスーパーコンピュータに接続されているので脳の負荷を普通のより軽減している事もあって、48倍まで設定可能となっている。
パパから貰った知能促進剤のお陰で学習効果が増して、この一ヶ月で太平洋連邦の大学基礎課程まで勉強が進んだ。何でも知能促進剤はニューラルネットワークの形成を助けるマイクロマシンで出来ていて、学習した事を長期記憶として憶える効果があるらしい。
この一ヶ月は午前中に一般知識の勉強をして、昼寝を挟んで午後は魔法の勉強をしていた。
教師はスーパーコンピュータの仮想人格であるマザーが行っており、最大の効果を考えてカリキュラムが組まれている。前世でこれがあったら、東大も楽々合格出来るのにと思ってしまう。
今は司叔父さんのくれたインテリジェントデバイスのセイクリッド・ハート(通称:リリス)の大人モードで、ミッドチルダのストライクアーツ(打撃による徒手格闘技術)を習っている。
何処から聞いたのか、ラ・ヴァリエール公爵夫人とロランくん、ロランくんの親友のフィリップ殿下まで一緒に、ストライクアーツを習い出した。マザーの訓練は科学的に行われており、決してオーバーワークとならない。ロランくんとフィリップ殿下はこっちの訓練を喜んでいる。
カリンさん、ロランくんだけではなくフィリップ殿下も扱いていたの。
9月に入ってルイズ達は学院に戻った。夏休みが終わったからだ。
夏休み中はルイズ達と一緒に訓練出来たから良いようなものの、夏休みが終わると残りは4人となった。
あっ、ロランくん。フィリップ殿下と格闘訓練始めた。ずるい!
「マリー、この私が直々に相手をしましょう。」
どこか嬉しそうな、公爵夫人が私の前に立っている。
「えー・・・と、お願いします・・・。」
「3歳にしては、上手よ!これなら烈風カリンの名はマリーに継いで貰いましょう。えぇ、それが良いわね。」
「・・・。」
良くない、絶対に名前を継がないんだから。
Sideout
■ブリミル暦6242年、皇紀2800年 9月 4日
機動戦士ガンダムと銀河英雄伝説のゲー
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