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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
緋弾の世界へ
いざ入学!…の前の試験
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言葉として有名だな。
俺、やっても意味の無いことはやらない主義だからさ」
「はぁ……」
「そんな溜め息ついたら幸せ逃げた上に蹴りが飛んでくるぞ」
「は?………ぐぇっ!」
男は気付かなかったのか、後ろから迫っていた学生に後頭部を蹴られて気絶した。
「ふぅ…粗方片付いたか?
…後は一階か…」
学生は颯爽と走りだし、気絶した男をほかって一階へと行ってしまった。
……俺に気付かずに。
「やれやれ、最近の若いやつらは物騒だねぇ…」
俺は瓦礫の隙間から一歩も動いていない。
ならば何故見付からなかったのか。
簡単だ。瓦礫と同化しただけだからな。
ほら、忍者物によくあるだろ?隠れ蓑術とか。
それと同じで俺の身体を取り巻くように幻術を使って瓦礫と見分けがつかないようにしたのさ。
"ビビーーーーーッ"
「ん?終了の合図か?」
俺は立ち上がり、未だに気絶しているおっさんを抱えて下へと降りていった。
この試験結果に明らかな不正があるとぼかぁ思うわけですよ。
もう受験態度からナニまでやる気を感じなかった俺に合格を渡すのはどうかと思うんだけど。
「そこんとこどうなの?」
「んなもん知るかいボケェ」
ホント口が悪いなこの女。
タバコ吸ってるし、一本寄越せよ。
「入学式は明日やからな!
遅れたらシバく!開催!」
まてコラ。時間と場所くらい言えや。
何周知の事実見たいに解散までもってってんの?
バカなの?死ぬの?
「なぁ…ちょっといいか?」
「…あぁ、確か俺に気付かずに一階に行っちゃった学生君」
「…何?」
「ほら、お前さんが後頭部蹴り飛ばした男がいただろ?」
「あ、ああ…」
「俺はその正面に居たんだけど」
まぁ気付くことが出来たら凄いけどな。
「嘘だろ…ヒステリアでも気付かない…?」
「で、何のよう?」
驚愕している学生君に問うてみた。
「いや、大したことじゃないんだが。
ランクは何だったのかなってな…(ヒステリアモードの俺が気付かない上にこの試験を生き残った。
それなりに高いと見て間違いないだろう…)」
「Fだな」
「……………は?」
「Fだ」
「…………はぁぁぁぁ!?」
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