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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第7話:組織造り
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たいのですが、会議はまだまだ続きます。

そう……大会の正式な名前が決まったのです。
最初は『偉大なるリュケイロム陛下武闘会』と、100%嫌がらせで我が上司が提案しましたが、リュカ陛下のヘッドロックに遭い断念。
とっても残念です。

次に上がった案は、ティミー殿下の『グランバニア武闘大会』で、リュカ様も『まぁそれで良いよね。でも“武闘大会”じゃなく“闘技大会”にして』と変更要求。
その理由は、武器を使用した戦いを許可したいからだそうです。

と言う事で、次に決めていったのは大会のルールです。
ほぼリュカ陛下が提案し、不足分や問題のある部分を皆で討議して出来ました。
そのルールとは……

・如何なる理由があっても不殺が原則。
・相手を殺してしまった場合は、反則負けであり殺人の現行犯で逮捕される。
・武器の使用は許可されてるが、殺傷力は無くす事。
・剣や槍などの刃部分を丸く加工したイミテーションを使用。
・弓矢やボウガン系の飛び道具は使用不可。
・魔法の使用も不可。
・基本的には参加者が自ら用意するのが原則だが、剣と槍は大会運営委員会でも用意し、貸し出しする事が出来る様にする。
・大会は1体1で戦う。
・横幅10メートル、縦幅10メートル、高さ80センチの舞台上で戦い、それ以外の場所に身体の一部(服などの一部も)が触れたら場外負け。
・ダウンし審判員が10カウントしたらKO。
・両者場外や両者KOの場合は、改めて再戦。
等々……

それ以外にも、一次予選は出場登録順に約10人単位でのバトルロイヤルで勝者を決め、二次予選は一次予選で勝ち抜いた者のトーナメント戦になる事が決まった。
最終的に予選を勝ち抜けられるのは16名。

本戦は16名によるトーナメント方式。
組み合わせは厳正なる抽選で決定。
一般の客に見せるのは、この本戦からとなる。

そして最後に決められたのは、優勝者への褒美についてだ。
当初の目的通り、大会優勝者には“陛下との手合わせ”が認められる。
それ以外を望む場合も許され、お金を必要とすれば“10万(ゴールド)”を賞金とし、それ以外の事で陛下の力が及ぶ物事であれば、望みを叶える事が出来る。

ただし、それ以外に関しては決まりが定められており、賞金金額を超える物品の請求は不可で、他人の人生を変えてしまう様な要求も厳禁だ。
他人の人生を変えてしまう要求とは何か……簡単に言うと、

・ある特定の人物または不特定の人物を死刑にする事。
・ある特定の人物または不特定の人物と結婚させる事。
・ある特定の人物または不特定の人物の役職を剥奪または理由なく降格させる事。

たとえリュカ陛下の力を持ってしても、罪無き人の生命を自由にして良い訳ではなく、その様な願いは聞き入れられな
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