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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第6話:嫌よ嫌よも、好きのうち……なワケないだろ!
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ウルフ君の質問に笑いながら応える鬼上司……そして他の大臣等は静かに傍観。みんな鬼だ……僕も含めて。

「ざっけんなよ! そんな暇ある訳ねーだろ馬鹿!」
「大丈夫大丈夫。大会は“一次予選”・“二次予選”と二つの予選を設け、それを勝ち抜いた16名が本戦へと出場できる決まりにすれば良い。そして客に見せるのは、大会本戦だけにするんだ」

「だから何だ!? 名簿を作らなきゃならないのは同じだろが!」
「でも、本戦出場した者だけには詳細なプロフィールを記載して、予選敗退者は『一次予選敗退』や『二次予選敗退』と記載すれば良いんだよ。これで量は減る」
減るけど……

「あの陛下、その役目は軍務省が受け持ちましょうか? 僭越ながら、この大会を軍務省管轄にして戴き、運営委員会を設置させて下さい」
「え……出来るの? 馬鹿な軍人等にそんな事が出来るのかい?」
失礼な男だなぁ相変わらず。

「はははははっ、大丈夫ですよ陛下。私は馬鹿ですが、部下等は優秀です。陛下の部下と同じく優秀な者が大勢居り、馬鹿な私を補佐してくれます」
「でも……僕の部下は言う事きかないよ。ピピンの部下は大丈夫?」

「さて……私の力量次第でしょう(笑)」
ピピン大臣の申し出に明るい笑顔を見せてたウルフ君だったが、最後の一言を和やかに言われ笑顔が引き攣っていた。

「じゃぁ大丈夫だな。ウルフの様な“優秀だが言う事をきかない部下”はそう居ない。みんなピピンをサポートしてくれる者ばかりだろう」
父さんはウルフ君の頭を小突きながら、ピピン大臣の部下……つまりピピン大臣の指導力までもを評価した。

小突かれてるウルフ君は口を尖らせ「お前が無茶ばかり言うからだろが……」と、“言う事をきかない部下”代表として反論してる。
良いなぁこの雰囲気(笑)

ティミーSIDE END




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