十話
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ああ、と返して茶々丸と世間話をしていた相坂を伴いエヴァ宅を後にした。
「さて、エヴァの言によればこの辺りのはずだが」
「何もいませんね」
エヴァに聞いた結界に反応があった辺りに来てみたが、辺りには何もいない。まぁ、侵入した場所に能々と居座るわけもないので当然なのだが。
「さて、どうしたものかな」
周囲に人がいないのは分かっているが、無闇に魔法も使うわけにもいかない。エヴァの言った通り、使い魔程度の侵入を見つけるのは非常に困難なようだ。
「あら? ネギ先生、あそこを見て下さい!」
「どうした、何かいたか?」
相坂が目の前に躍り出て手をワタワタと動かしながらとある方向を指さしている。落ち着け、と言いたかったが聞き入れられそうもなく、言われるままにそちらを見やる。
いたのは、尻尾の先端部のみが黒く他は真白い毛で覆われた……
「ネギの兄貴! お久しぶりっす! アルベール・カモミール、遅ればせながらはせ参じたぜ!」
ウェールズの地で友となった、オコジョ妖精だった。
これにてピースは揃い、物語は麻帆良より西の地。”京都”へと移り変わる。
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