暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第17話 =穴の底で=
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
けたんだよ…」

「…んなわけねー」

その人型の穴から出てきた俺につぶやくリズ。正直ショックだからやめてほしい…

「仕方ない…今日は野宿だな…」

「そうね…」

そのリズの言葉を聴き俺はウィンドウをだすと指を走らせ野営用ランタン、鍋2つ、簡易テーブル、食材の入った袋、小さなガスコンロ的なもの、皿、コップなどをオブジェクト化する。

「アンタ、いつもこんなもの持ち歩いてるの?」

「…いろいろあるんだよ…聞くな…」

泊りがけでモンスター討伐とか今日みたいに高山で発掘とかやってこいってユカとかサチとかシリカに言われるんだよ…
金貯めてギルドホーム買いたいからって…

「…ドンマイね…」

あ、聞こえてたんだ…もうやめようかな…こういう心中で考えるの。
そう思いながらランタンをつける。ランタンのおかげで周りが少し明るくなった。

「って、悠香(ゆか)ちゃんもSAOやってるんだ…」

そういえばリズもユカと中学、高校と一緒だったから結構仲良かったよな、たしか。
高校ではこの2人は同じクラスだったような気がしたし。

「やってて、今は俺と同じギルドに所属してる」

「なんて名前?」

「あんま知られてないんだな…凛々の自由(ブレイブアドリビトム)って名前さ」

結成したのも結構最近だし、まだまだ活躍もしてないけど俺は宣伝してみた。
やはり知らないらしく頭にハテナを浮かべていた。

「さて、今日の料理でも作るか」

料理といえば、ということで称号を【黒衣の断罪者】に変更。
寒いのは仕方ない、我慢だ。
肉などの食材を出し触れることでそれを角切りにしたり、いろいろしたりする。
それをまとめて鍋に入れ煮込むを選択。ある程度煮込んだらNPCショップで売っていたカレールーを入れる。

「今日の晩飯、カレーの完成!」

「おぉ!!…リクヤって料理できたんだぁ…」

高1のころから1人暮らしだから自炊できないと。それにこの称号のおかげで料理はそろそろ習得できるし。
もう1つの鍋で米を炊いていたのでこれを皿によそう。そしてカレーをかければ完全に完成だ。
そしてテーブルに2つ乗せ俺たちは向かい合う

「「いただきます」」

正直味は心配だけど…

「…おいしい…」

「お、よかった…カレーは簡単だからな」

リズはどうか知らないけどやっぱり料理できる、もしくはできそうな人にほめられるのはうれしいな。
シリカもサチもユカも料理実は上手いからな。

「…なんか変な感じ…こんな初めての場所で同級生と2人きりでご飯食べるなんて…」

「同級生っていうのは俺も初めてだけど、初めての場所で知らない人とっていうのはよくあるな」

ダンジョンもぐって夜までか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ