十九話
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いということと俺たちが上の層から来たということを聞き好奇心に駆られ出てきたようだ。
一通り遊んであげたあと教会の主サーシャという女性に訪れたわけを話すが残念ながら有効な情報は得られなかった
この教会に住んでいる人の現状を聞くとどうやら何人かの子供たちが狩りにでて金を稼いできてくれているらしい。そして最近困ったことがあると話し始めようとすると
「サーシャ先生大変だ!」
その子供は扉を叩きつけるように開けると事情を説明し先ほど狩りに出ていた子供たちが軍の連中につかまってしまったという
俺はアスナとキリトの方に目配せをする、二人も頷き
「俺たちが行くよ。サーシャさん悪いけど道案内頼んでいいか?」
「すいません。お言葉に甘えさせていただきます」
というと教会をでて一直線に走っていく
しばらく走ると軍の連中が小さな子供を囲んでいるのを見つけサーシャさんと軍の連中がいがみ合う。軍の連中の言い分としては税金と装備を置いていけば解放してやらないでもないという
「キリト君、ジン君」
「「ああ」」
アスナの呼びかけに俺とキリトが答え一気に跳躍し囲まれている子供たちと軍の間に割り込む
すると軍の連中がいちゃもんをつけ、あまつさえ圏外に行くか?とまで脅しを掛けてきた
アスナが我慢の限界に来たのか前に出ようとするが俺が手で静止をかけ
「俺がやる…」
こういうやつらにはさすがに俺も頭にきている
(こいつらとオレンジプレイヤーのどこに違いがあるんだよ…)
俺は軍の連中のリーダーらしき人物に近寄ると剣を抜き数度斬りつけノックバックさせそいつが起き上がろうとするたびに同じことを繰り返す
「さっき圏外に行くかっていったな…その必要はねえよ」
俺は決闘のコマンドを開きさらにその項目の全損モードを選択する
「ここで俺が殺してやるからな!」
「ひ、ひいいいぃぃ」
俺の気迫に恐れたようでそいつは拒否を選択し部下をつれ逃げていく
俺が一息つくと
「何考えてんだよ!全損モードを選択するなんて聞いたことないぞ!」
「わかってるよ、でも結局しなかっただろ?」
「そうだけど…」
「もしさっきの人たちが受けてたらどうしてたの?」
「…そりゃ、そいつらも覚悟があるんだろ…全力で殺しに行ってたさ」
「「……!」」
俺の答えに二人が絶句する
(持てる者が何もせず、ましてや持てないものを虐げるってのはさすがにゆるせねぇよ…)
「はあ、もう2度とこんなことをしないでくれよ…」
「ああ、善処する」
その言葉だけ伝え助けた子供たちと一緒に先ほどの教会に
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