十九話
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ついてどうするかを話す
話すといってもこの二人は行く先を決めておりはじまりの街で何か情報が得られないか探しに行くそうだ。当然ここまで来たら俺も最後まで面倒を見るつもりで一緒について行く
出かける前に外は昨日と違って少し寒さを感じられるのでユイの服装をどうにかしようとする。しかし通常右手を振れば出るはずのシステムウィンドウがでない。どうしたものかと悩んでいると
「でた!」
ユイが嬉しそうにシステムウィンドウが出たことを教えてくれる。それを出しているのは通常の逆の手の左手ではあったのだが…
アスナがユイの左手を借り操作しようとするとさらなる事実が判明する。ユイにはHPバー、EXPバー、レベル表示がされてなく、さらには名前ですら≪Yui-MHCP001≫という奇妙な表示となっていた。ほかにもコマンドもアイテムとオプションの二つだけといった仕様になっているなどと無茶苦茶である。
いろいろとわからないことがあったがとりあえずユイの服装をかえて第一層はじまりの街へと向かうことにする。
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俺ははじまりの街ははっきり言って好きではない。街並みとかそんなものじゃなく雰囲気が嫌いなのだ。
今はじまりの街は軍のテリトリーですべてを軍が統制している。そのためか辺りがどんよりとした空気なのをいやでも感じてしまう。
はじまりの街を歩きユイに見たことのある風景があるか聞いてみるがわかんないとのこと。
そのまま俺たちは中央市場まで歩き一人の通行人に迷子の情報が何かないか聞いてみると川べりの教会にたくさんの子供が集まっている情報を聞き出すことができた。
そのまま教会の方まで向かい教会の中に入る直前アスナが
「ち、ちょっと待って…もし、この子の保護者が見つかるとこの子を置いてくるんだよね?」
「別れたくないのはオレも一緒さ。でも会えなくなるわけじゃないんだ。記憶が戻ったらまたユイが会いに来てくれるさ」
キリトのその言葉に俺は続き
「それに俺達から会いに来ちゃ駄目なんてこともないだろ?本当に寂しくなったらまた会いにこようぜ」
「ん…そうだね」
と覚悟を決めたようで扉を開ける
しかし中には人が誰もいなかった
「だれかいませんか〜」
聞いてみるが返事がなくキリトが索敵スキルを使用しいることを証明するが姿が見えない
「軍の人じゃないんですか?」
と奥の方で女性の声がする
その声にアスナが反応し否定する。上の層から来た人間で人を探していると説明すると、安心したのか声の主が姿を見せる。それに続き数人の子供たちが奥から出てくる
普段人は訪れな
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