十九話
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俺が前線を休んで数日が経過した朝のこと。少し遅めに起きた俺は不意に外を眺めると俺のプレイヤーホームがある森を散歩コースにしていた夫婦が肩車して歩いて行くのを発見した
「何してんだ?あいつら?」
謎の行動をとっている二人を残念な目で見る。
もう季節は冬になっているといってもいいが今日みたいな気温が少し高く気持ちのいい日は二度寝をするに限る。そう思った俺は再びベットと戻り寝ることにした
結局そのあとも俺は起きては寝てを繰り返しその日を過ごした
次の日キリトから家に来てほしいという連絡が入り今度はなんだ?と思いながらも支度を済ませ出かける
キリトとアスナのプレイヤーホームは俺が以前悩んだもう一つの物件でそこを買ったと聞かされた時は少しだけ驚いていた
二人のプレイヤーホームに着きノックをする
「おーい、ジンだ。開けてくれ」
というとすぐに扉は開けられそこから出てきたのはアスナだった
「それで今回はどんな用事だ」
と入ってすぐに聞くとキリトの膝の上に座る一人の少女を見つける
「…キリト、お前の年でも誘拐は犯罪だ…」
「ち、違うんだ!!」
俺は蔑んだ目でキリトを見るとすぐにキリトは否定する。次にその少女が口を開く
「パパ、ママ、このひとだあれ?」
「ユイ、この人はパパとママのお友達だよ」
その少女、ユイという子の質問に答えるキリト。そのやり取りを見て俺は
「パパ!?ママ!?」
ついにこのゲームは子作りシステムまで導入したかと思っていると
「ち、違うのジン君!この子はつい先日森の中で迷子になって倒れていたの…」
とアスナが弁解する。それとといいアスナは小声でユイいう少女のカーソル表示がなく何かバグが発生しているんじゃないかという。
どうにもこの子は記憶喪失のうえシステム的に普通のプレイヤーじゃないということを教えてもらった俺はとりあえずの自己紹介をすることにした
「よろしくユイ。俺はお前のパパとママの友達のジンだ」
「しぃん?」
ジが上手く発音でないのか呼びにくそうにしているユイを見て
「呼びやすいのでいいぞ?」
といってやると
「ニィ!」
と呼んでくる。もしかして兄ぃと呼びたいのか?と思っていたが兄弟のいない俺は初めてされるその呼び方にほっこりしユイの頭をなでてやる
「そうだジン君!お昼ご飯は食べた?」
とアスナが聞いてくる
「いや、食べてないけど…」
「ならせっかくだし食べていかない?」
断る理由もないのでその言葉に従い4人で食卓を囲むことにする
昼飯を食べ終えた俺たちは今後のユイに
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