十八話
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
しばらくしてから俺は岩陰から姿を出しとりあえず二人に謝った。
「悪い、今回の件は俺の不始末だ」
やつのあの感覚に若干気づいていながら何もしなかったことに頭を下げるとすぐにキリトは
「いや、それなら俺も若干気づいてたんだ…でも何もしなかった。だからお互い様ってことでいいだろ?」
「うん、別にジン君が何かしたわけじゃないし、死んじゃった二人は残念だけどキリト君はこうして生きてるから」
「そっか、お前らがいいならいいんだ…」
一応許しをもらった俺は顔を上げる
帰り道俺たちが驚異的なスピードで助けに来たことにキリトが驚いていたがアスナが愛のなせるわざだよと言う。そのとき顔を真っ赤にしてたのは言うまでもないだろう
(本当に変わったなアスナ…まさかこんなセリフをいうようになるとは…)
と昔では絶対に言わないであろう言葉を発したアスナに目を丸くしつつも
「いいね〜キリト君もこんな可愛い子にこんなことを言ってもらえるなんて」
とりあえず冷やかしを入れて少ししんみりとした空気をなごませる。
俺達は一度血盟騎士団のギルドホームに帰りヒースクリフにことの顛末を報告した。俺としては今ヒースクリフに会いたくなかったがことがことなので同行し事情を説明する。
アスナとキリトはギルドに一時退団を申請し理由をギルドへの不信とした。ヒースクリフは少し悩んだ表情をしたがすぐに退団を認め謎の微笑をし君たちはいずれ前線に戻ってくるだろうと声をかける
(その表情だ…俺はあんたのその表情に恐怖を覚えるよ…)
殺人ギルドの連中とはまた違ったあの顔に恐怖を覚えながらも血盟騎士団ギルドホームを後にした
その後転移門で俺たちは別れることにし二人が転移するのを見届けてから俺もマイハウスへと転移した。もちろんキリトとアスナが同じ場所、アスナのプレイヤーホームがある61層のセルムブルグへと転移したのを俺はしっかり確認した。
(この後のことを聞くのは野暮なことだろう…)
精神的な疲労がどっと来ている俺は帰りついたらすぐに寝ることにし今後のことはまた明日考えようと思うのだった
次の日起きると結婚しましたというメッセージがキリトとアスナから届き驚くがお幸せにとだけメッセージで飛ばすことにした
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
結局俺もキリトやアスナのようにしばらくは攻略を一時休憩ししばらくのんびりと過ごすことにした。
その二日後どうやらこの層の湖でちょっとしたイベントがあるそうなので暇を持て余した俺はその見学に向かうことにする
今回のイベントはこの湖の主を釣ろうというものだったそしてそれに挑む主役
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ