第二章
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した。
「私は騎士ですので」
「だからですか」
「こうしたことも当然のことです」
主の言葉のまま代理で戦うこともというのだ。
「ですから」
「では」
「はい、そこで御覧になって下さい」
冷静なままで言うラインマルだった。
「私が戦う姿を」
「それでは」
侯爵の嫡男はラインマルの言葉に確かな声で、だが申し訳なさそうなまま応えた。そうしてエリーゼと共に見守つのだった。
ラインマルは前を見ていた、そこには。
彼の相手がいた、精悍な騎士が武装し兜だけ脱いでいる姿で馬に乗ったうえで彼に対してこう言って来た。
「卿は代理か」
「そうなります」
「事情は聞いた、卿に恨みはないが」
「それでもこれは決闘ですから」
「遠慮はしない」
これが相手の騎士の言葉だった。
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