第一章
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て欲しいのですが」
「私にですか」
「私のことではないですが」
それでもというのだ。
「私の為にです」
「姫様のことでなく、ですか」
「私の為に戦って頂けますか」
「姫様のお願いなら」
これがラインマルの返事だった。
「喜んで」
「そう言って頂けますか」
その楚々とした、見事な青い目をたたえた顔での言葉だった。見事な黄金の髪が動くとそれで金の糸が束になって動く様だ。
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