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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
特訓
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これで決着をつけるぞ。

ロングメガバスターとビームライフルに換装、スラスターを最大で噴射しながらビームと実弾を放つ。

むろん大半は躱される。それでもいくらかは直撃していく。

弾は装甲を穿っていく。それでもあいつは反撃を止めない。

だが…信念だけでは勝てんさ。

胸部に命中したロングメガバスターの高出力ビームがHi-νにとどめをさした。

なんとか勝てたか。

ナイトロの蒼炎が掻き消え、バイザーが元の緑に戻る。

俺はアリーナのピットに戻る。そこには楯無さんと簪がいた。

「見てたのか」

「うん」

簪が答える。

「ギリギリの戦いだった。今回は勝てた。だが次は勝てるとは限らない」

「……」

「……」

「まだ…強くなる必要がある。でなければ…ファントムタスクから会社を…大切な人を守れない」

「……」

「……」

俺はアリーナをあとにする。流石に疲れた。

今の俺は…どこまで強化されている…?

そして、どこまで強化すればいい?


Side兼次

負けた…か。

大半の武装を失い、装甲もズタボロ。完膚なきまで叩きのめされた状態だ。

あいつに追い付くには、あとどれほど強くなればいいんだ…?
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