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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
特訓
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そして遂に追い付いた。

腕部4本のビーム刃で切りかかる。

だがここで和也は予想外の動きをした。


Side和也

流石に後方への噴射では最高速は出ないか。

少しずつだが兼次は距離を詰めてきている。

迎撃のビームはファンネルバリアで防がれ牽制にもならない。

そして格闘戦の間合いまで詰めた兼次は4本のビームサーベルで切りかかってくる。

一か八かだがやる価値はある。

腰部スラスターを斜め45°で噴射、Hi-νの頭上をすり抜けるように回避した。

振られた防ぎビーム刃はこちらのビームライフルとシールドの先端を切り裂いたもののデルタカイ本体は無傷でやり過ごした。

そして無防備を晒す背面。

俺はシールドをパージ、ライフルを換装し、背中にビームを撃ち込む。

ビームライフルから吐き出されたメガ粒子はバックパックに取り付けられたメガシールドを破壊、さらにバックパック本体に損傷を与えメインスラスターとスタビライザーを粉砕した。

機動性が少しは落ちたか。最も、Hi-νにはまだ臀部と脛部のスラスターが残っているためまだ普通に動ける。

シールドエネルギーもまだ十分残っているだろう。戦いはまだ続く。


Side兼次

斬撃が躱され、その一瞬を突いた正確な射撃によりバックパックに甚大な損傷、機動性低下。流石だよ、和也。

おそらく和也は次に移行している。機動性の落ちた機体でどこまでやれる?

だが幸いなことにファンネルバリアとして展開していたファンネルは6基とも健在。こいつでやれるか?

肩部スラスターを展開し、右に吹かせながらファンネルをデルタカイに向けて機動させる。

さらにサーベルを格納しビームライフルを展開、バーストモードに変更しビームを放つ。

いくらデルタカイでもこれなら少しずつだが削れる。そう確信した。


Side和也

兼次のやつ、作戦を変えたか。

接近戦を挑んできた兼次は今度はビームライフルで引き撃ちをしながらファンネルで攻撃するという戦法にシフトした。

ばら撒かれるビームがそれを証明していた。おそらくビームライフルは完全な牽制、あくまで本命はファンネルだ。

さて、どう動くのが一番いい…?

ここは…ファンネルから落とすべきか。

プロトフィンファンネルを展開、付きまとうファンネルにビームの散弾を浴びせる。

破壊できたのは2基、まだ4基残っている。

ビームガトリングガンを単体でコール、両手に装備しダブルトリガーでビームをばら撒き残りを全て落とす。

これでこいつにの残されたのはビームライフルとハイパーメガライフル、それにビームサーベルと右腕ガトリング。内この距離で有効なのは2挺のライフルのみ。
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