十四話
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アスナ様、勝手なことをされては困ります…!」
つい先日見た血盟騎士団が現れる
「さあ、帰りますよアスナ様」
「嫌よ!だいたいあなたなんで朝から私の家の前に張り込んでいるのよ」
なんでもその男アスナの護衛役で1ヶ月からアスナの家に張り込んで監視しているらしい
(護衛と監視は違うだろ…だいたい家の前を張り込みってそれはただのストーカーだろうが…)
そう思っているとその男はアスナの手を掴み強制的に帰ろうとする。しかしその手をキリトが掴み
「悪いなお前さんとこの副団長は俺たちの貸切なんだ」
(やればできるじゃんキリト!…ん?俺たち?)
「貴様ァ!」
「アスナの安全はオレとあんたのとこの元副団長様が責任を持つよ」
(さりげなく俺を巻き込みやがった!!)
巻き込まれてしまった俺は蚊帳の外の状態で話しが進み決闘で話しをつけるということになった
デュエルの直前クラディールという男は挑発みたいなことをしていたが
(そんな暇があれば目の前の相手に集中しろよ…)
やつはこの手の挑発は相手とタイミングがしっかり合えば有効な一手となるだろうが今回のような相手とタイミングでは全く意味をなさないということをわかっていないようだ
勝負は一瞬でクラディールの一撃にあわせたキリトがやつの剣を叩き折り敗北宣言を自らさせるという屈辱的な方法でキリトが勝利した
決闘後クラディールは野次馬の連中を散らすとキリトを見て
「貴様…殺す…絶対に殺すぞ…」
(あの目どこかで…)
狂気と殺意に満ちたクラディールの目を見て俺は若干の胸騒ぎを憶えていた
「血盟騎士団副団長として命ずる!クラディール、あなたはこの時を持って護衛の任務を解除!別命あるまで本部で待機!」
「な…なんだと…この…」
クラディールはなにやらぶつぶつ呟いていて武器をとろうとしたが
「転移…グランザム」
といい血盟騎士団本部のある階層へと転移していった
「ごめんなさい、二人とも。嫌なことに巻き込んでしまって…」
「別にオレはいいけど、そっちのほうこそ大丈夫なのか?」
「ええ、今のギルドの空気は、ゲーム攻略だけを最優先に考えてメンバーに規律を押しつけてきた私にも責任があると思うし…」
「それを言うなら副団長でありながらそのことを放置したままギルドをやめた俺にも責任があるだろ?」
「ジンの言う通りだ。それにアスナみたいなのがいないと攻略はさらに遅れてたよ。その…なんていうか、オレ達みたいないい加減なメンバーと組んで息抜きするくらいしたって誰も文句言わないんじゃないか…たぶん」
(おい、キリトさっきからやりた
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