1部
19話
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を根こそぎ使ったのだろうな。
ならば完全回復には数日は要するだろうし、再不斬もまた傷を癒すのに同じような時間が必要か。
その間は私達も主だった活動は無い。となれば、今やるべきは鍛錬以外無いな。
「先生、私達に何か新しい術か技術をご教授願えないでしょうか?」
「……ああ、そうか。いいだろう、リー達も構わないか?」
どうやら先生も理解したようだ、次の戦いではカカシ班、再不斬のどちらかが死ぬ。それはどちらも私達にとって好ましくない。
カカシ班は私情と里の戦力的に失う訳にはいかず、再不斬はガトーの生殺与奪を握る為にも生きていてもわねばならない。となれば、私達はその二つの戦力が潰れる寸前で戦いを中断させる必要がある。
その為には弱っている所を不意打ちするとはいえはカカシ、再不斬を瞬時に制するだけの力が必要となるのだ。カカシだけならば手の内を知っている先生一人で十分だが、そこに再不斬が絡んでくるとすれば弱っている再不斬を抑えるのは私達四人の仕事だ。
結果としての四人で上忍を刹那の間でも圧倒できるようにならなければならないので、私達は可能な限り戦力を増強しなければならない。
「お前達は下忍としての身体能力は十分過ぎるほどだが、その上の動きをするために必要な技術がある」
「なんですか?」
「チャクラによる一時的な身体能力の強化だ」
「あの、僕は忍術が……」
「心配するな、リー。これに関しては忍術の素養はそれ程関係がない、いや、寧ろお前こそが学ぶべき技術だ」
「僕が、ですか?」
「ああ、やること自体は八門遁甲による肉体活性に近しいものだが体内門を開くことはなく、通常のチャクラを使用する箇所に集中させるだけだ。例えば高速で動く場合は両足に、攻撃時は拳に、防御時には防御箇所にチャクラを纏わせて機能を上げるなどだな」
「それって私もやるんですか?」
「当然だ。テンテン、お前は忍具を扱うから身体能力はそれ程必要ではないという訳ではないぞ?それにこれは一人前の忍にとって基礎技術に当たるものだからな」
「ですよね……はぁ、こういうの苦手なんだけどな」
「私達も学ぶべき技術だぞ、ネジ?」
「分かっています。チャクラをコントロールすることは柔拳に置いて重要な要素ですし、威力を調整するにあたって重要な技術ですからね」
「分かっているなら結構、では私の練習相手は君だ」
「えっ!?」
「ネジ、頑張ってくださいね!!」
「ご愁傷さま……これの修行が終わった時生きて会えるのを祈っておくから」
「おい、リー、テンテン、全部俺に押し付けるつもりか!?」
修行はまず足のチャクラで木に足を吸着させて、足のみでの木登りから始まった。私とネジは柔拳で、リーは八門遁甲の修行で、テンテンは時空間忍術の修行で、この程度のチャクラコントロールは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ