暁 〜小説投稿サイト〜
願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
俺と蒼也と才斗
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
さて、その後の話をしよう。

前回の中心人物っあった平賀才斗は無事、バニングスを救出した。
その最中、才斗の戦い方は中々に良いものを持っていると見た。
例えるなら出会った頃の蒼也と同じくらいの光だったと思う。
バニングスは泣きじゃくりながらもお礼を言い、才斗と良い雰囲気だったと言える。

そんな彼だが、持ち前の能力であるガンダールヴの力を今一つ発揮できていないと見た。
それは能力が進化したことによる戸惑いなのかもしれないが。

事を無事に解決へと持っていった後、家に帰って説明をする。
俺の騎士となったこと、能力の進化、俺の人柄と仕事。
其々に言い終わった後は必ず頭から湯気を出していたことを記す。
どうやら頭は良くないらしい。
因みに進化した能力は"あらゆる武器を使える能力"から"あらゆる武器を使いこなす能力"になった。
名前事態は変わらないものの、その能力は元々の2倍。
強いては実力が伴えば更に強くなることが理解できる。

そして最後、実力の向上について修行するかしないかを訪ねたところ、
即答でyesと答えたことはこれから先の展開にも期待が胸熱だろう。
そんな才斗には、この世界に持ち込んだ『デルフリンガー』と言う剣をデバイスに改造して渡してやった。
まぁその改造が色々とぶっ飛んでいることは内緒だ。


そんなことがあってから3日ほどたったある日、
ゼウスが再び現れ、俺を見た瞬間に開口一番でこう言った。

「学校行けよ…」

正直忘れていたとしか言いようがない。

「まぁ、ホグワーツだかには行きたくなかったし、蒼也が行くから問題ないだろ?」

「お前が行かなきゃ意味がないだろう…」

「ほら、俺ってば4000年生きてるし?
今更学校なんて…なぁ?」

「いや、僕に振られても…」

「俺、考えてみたら中退だった…」

実際に学校に行っても学ぶことなんて何一つない訳なんだから…。
まぁ才斗が行く分にはなんら問題も無いんだけどな。

「そうか…どうしても行きたくない…か」

「ふっ…俺は一度言った言葉は曲げないぜ」

「ほう…なぁ平賀才斗」

「はい?」

「学校…行きたくないか?」

なっ!?こいつ外堀から埋めていくつもりか!
だがやらせはせんよ!

「才斗!今は生きていくなかで大切な時期だよな!
だったら学校よりも修行に回したほうが良いと思うよな!」

「え……あぁうん…」

「学校は只学ぶためだけに在るわけではない。
友と語らい、泣き、笑い…そうして積み上げた思い出が青春となるのだ!」

「青春なんて嘘だ!悪だ!」

「それは友達がいないボッチの心境だ!」

コノヤロウ!
何か言えば的確な返しをしやがって!

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ