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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
俺と蒼也と才斗
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知を唱うだけはある。が、俺だって負けられない!

「学校よりも生き方だよな!才斗!」

「将来は勉学と青春の積み重ねだよな!平賀才斗!」

「え?…あ、いやぁ…」

「おいゼウス!
ここは住居の提供をしている俺の顔を立てるべきだ!」

「馬鹿を言うな!
俺だって転生をさせた功績がある!
俺の顔を立てるべきだ!」

お互いに譲り合わない事で場の空気が険悪になり、
その話題の才斗は話についていけずに挙動不審。
蒼也は蚊帳の外である。

「「さぁ!どっちだ!」」

「えっと……じゃあ、学校で…」

「よっし!」

「ガッテム!」

ガッツポーズで勝ち誇るゼウスと頭を両手で抱え天を見上げる俺、
しかしこうなっては仕方がない。
高町とかと同じ学校に通わせるようにするか…。
まぁ俺は行かないけど。

「あ、決まった?」

闘論が終わると同時に蒼也が話に入ってくる。

「おい、ユウジ」

「………ちっ」

ゼウスが俺に小声で声を掛けてくる。
俺は舌打ちしながら懐からツマラナイモノを渡した。

「何本人の前で賭博してんの!?
賭けの対象ショボすぎない!?」

「そんなことはない。
学業か修行か。この二つのどちらかを選ぶことで今後のスケジュールが
決まると言っても過言ではなかったんだぞ」

「渡したものは何だ!」

「それはお前………なぁ?」

「あぁ……」

「「ツマラナイモノだ」」

「理解できない!」

「……」

才斗は話についてこれないようだ。
ふむ、突っ込みの才能は無いのか?

「俺にそんなの求めないでくれよ…。
蒼也が居れば事足りるだろうし…」

「裏切りの瞬間!俺のたち位置が明確に!?」

その後も幾らか蒼也を弄り、その日を終えることになった。









「あ、お前の学校は俺が決めといたから」

「何してくれてんの!?」
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