暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Guilty Player〜
第4話〜チュートリアル〜
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したとき・・・現実世界の君たちも同時に死ぬ」
・・・・・・・・・・・・・。
「この世界での“死”は、現実での“死”に直結している。どうやってか。それは君たちが身につけているナーヴギアが脳に高出力の電磁波を送り、君たちの脳の神経系を焼き切ることになっている」
・・・・ふむ。
「また、強制的にナーヴギアを外そうとしても同様の事が起こることになっている。さらに、電源を抜いても、内部バッテリーがあるため、数年は持つだろう。故に、君たちが生きてこの世界を出るにはこの世界を・・・『浮遊城アインクラッド』をクリアするほか術がないということだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
「私は最上階、第100層の『紅玉宮(こうぎょくきゅう)』で待つとしよう!君たちが私の目の前に現れることを楽しみに待っているよ」
誰も、何も、喋らない。常識を逸している。
「最後に、私から、君たちへプレゼントだ。この世界が、君たちにとって本当の世界であるために」
ポロン♪
そんな音が聞こえた。メールだ。
題名なし、本文なし、アイテム添付・・・あり。
そのアイテムは・・・『手鏡』
「それでは諸君らが、いつか私の目の前に現れてくれることを願っているよ・・・健闘を祈る」
チュートリアルは終わった。
誰も、言葉を発せなかった。
錆び付いたように体は動かないで。
それでも、引き寄せられるように、開いたメールに添付してあった物を受け取るために。
そして、それを、僕は、使った。
淡い光が僕を再び覆った。


ゲームとは楽しむものだ。
ゲームだからこそ、成し得ることがある。
しかし、ゲームと現実とは決して相容れないことを理解しなくてはならない。
たとえ、どんなゲームでも。
どんなに現実(リアル)と似ていても。
それはゲームであり、現実ではない。
もし。
もしも。
ゲームが現実に影響を及ぼすようなものができてしまったら。
それは。
『もう一つの現実』
そう言っても差し支えないだろう。
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