暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Guilty Player〜
第3話〜イノシシの驚異〜
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イは極端に短く、最短で1、2秒あれば硬直がとけるようなものもある。ついでに、《リニアー》や《ストローク》は2秒ほどで硬直はとけるのだ。
時間は午後4時55分。
あと5分でチュートリアルが始まる。
けど、
「間に合う気が・・・しない」
チュートリアルは最初の広場で行われるのだが、イノシシから逃げまくっていた僕は今どこにいるのかもわかってない。(マップを見ればすぐにわかることなんだけど、ナギ君は気づいてません)
街への方向もわかんないし・・・どうしよう・・・。
と、悩んでいたためか、僕は全く気づいてなかった。
推定、十五匹。
「・・・・もう、やだ・・」
イノシシの群れは僕を囲んでいた。
なに、まじで・・・。
僕はそういう体質なのだろうか?
《イノシシに好かれるor寄ってくる性質》
・・・・考えただけで最悪なんだが・・・。
まぁ、とりあえず、その問題はおいといて・・・
現状の打破に頭を使わなければならない。
相手は僕を包囲しているため、ソードスキルによる一点突破は逃げるためにしか使えない。
そして、そんなことは僕のプライドが許さない。
イノシシ畜生に背を向けて逃げるなど、絶対にやだ。
・・・・追いかけ回されていたときは、戦略的撤退だっただけだ。決して、逃げたわけじゃないぞ。断じて違うからな。
「・・・ほんと、どうしよう・・・」
なすすべがない・・・わけではない。やろうと思えば逃げれる。けれど・・・それはできればしたくない。
徐々に間を縮めてくるイノシシの群れ。
時間は・・・午後・・・五時。
目の前を、淡く、青い光が、覆った。
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