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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
平賀才斗の神様転生
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じる。
その甲に刻まれた使い魔だった頃のルーン文字。
間違いなく、ガンダールヴの勇者が舞い戻った。












「願は届いた。
後はお前が帰ってくるだけだ」

俺は才斗の身体にできた拳銃による傷を全て消し去り、
ゼウスへと連絡を入れた。

それと同時に才斗の強い願いが聞こえ、
蒼也と同じく、従者契約の魔方陣が発動した。

魔方陣は才斗を包み込み、只の人間を竜属騎士として生まれ変わらせた。
それと同時に才斗の左手の甲が光輝き、ガンダールヴと読める文字(ルーン)が浮かび上がった。

「……ここは…」

「起きろ。お前の仕事は終わってないぞ」

「…ユウジ……っは!?そうだ!」

ガバッと起き上がり、才斗は立ち上がった。

「ほれ、お前の得物だろ」

そう言って俺と初めてあったときに背中にあった片刃の剣を渡してやった。

「ありがとう…。
…デル公、おいデル公」

『…んぁ?おお相棒!力が戻ったのか!』

「話をしている暇はないんだ。
この世界に来て初めての実戦だ!行くぞ!」

『おおよ!』

才斗は倉庫の中へと入っていった。
しかし、先程の文字(ルーン)……あらゆる武器を使える能力か。
そして竜族騎士としての属性と効果。
無属性ながら能力強化…か。
大方あのガンダールヴとかいう力が強化されているのだろうが、使いこなせるのか?

「蒼也。一応加勢に行ってやれ。
後片付けは俺がやっておこう」

「ん、理解」

"ドガァン!" "パリィン!" "パンッパンッパン!"

どうやら中では派手にやっているようだ。
俺はその騒音をBGMに聞きながら、地面に染み込んだ才斗の血を洗い流すのだった。
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