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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
平賀才斗の神様転生
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ポーン" "ドンドンドン!"

誰だ騒がしい。
チャイムがあるんだから扉叩くなよ。サラ金か?

「ゼウスさん!ユウジくん!蒼也君!
お願いだれか!アリサちゃんが!」

どうやら来たのは高町のようだ。

「どうした」

「アリサちゃんが誘拐されちゃったの!
お願い助けて!」

「次から次へと……ホント休みのない世界だな…」

俺はバニングスの気を探知し、探したところで…。

「……マジか」

バニングスのそばで、才斗が死んでいることを知った。

「ユウジ?」

「……準備しろ。今すぐだ!」

「了解!」

蒼也は俺の剣幕に驚いたのか、急いで二階へと走っていった。

「ゼウス!ゼウス!」

「…っ!理解した!こちらで何とかする!
お前は器の修復を頼むぞ!」

ゼウスは現れたと思ったら直ぐに状況を理解して迅速に対応し始める。

「ユウジ!」

「行くぞ!高町は暫くここにいろ!良いな!」

「分かったの!」

俺と蒼也は人目も気にせず、全速力で港へと向かった。











「………ここは…?」

辺り一面真っ白な空間。
上下の感覚が分からないような場所に俺は居た。

「起きたか」

後ろから声を掛けられる。
誰だろうと振り向いた先には金髪で長身。
布生地を身体に巻いただけの格好をした人が居た。

「…あんたは誰だ?」

「俺はゼウス。
人間で言うところの神と呼ばれる存在だ」

「神…だって?」

「そうだ。
お前はさっきまで、何をしていたか覚えているか?」

さっき…………っ!?

「あの子は!俺!……俺、死んだのか…」

「有り体に言えばそうなる」

何だよ……何でこんなに不幸が続くんだよ…!
異世界に呼ばれたと思ったら帰れないって告げられて…
蒼也に送ってもらったらそこにはもう両親もいない!
平穏に生きる事になったと思ったら…

「泣いてる娘1人助けられずに死ぬなんて…!
なぁ!あんたは神様なんだろ!?
頼む!少しの間だけでいい!生き返らせてくれ!
あの娘を救える時間を…俺にください!」

ーーーーーーーその願い、承った。

「……出来たか。
死者、平賀才斗。
お前には一つだけ能力が与えられる。
時間がないため直ぐに考えろ」

「能力…?」

「お前が考える力を一つ、言うだけで良い」

力……アイツに勝手に召喚されて勝手に着いてきた能力…。
あれなら俺でも…ひ弱から強者になれるかも知れない!

「ガンダールヴの力を…もう一度俺に!」

ーーーーーーー瞬間。
俺の左手の甲が目映く光る。
そこまで時間もたっていないはずの光景も懐かしく感
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