十二話
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ほとんどの幹部、団員をとらえて討伐作戦は幕を閉じた
この作戦では討伐隊もラフィン・コフィンも死者を出すという一番望まない結末を迎えた
ラフィン・コフィンを殺したのは俺とキリトだったが俺は6人もの命を刈り取ったのを無心になりながらもしっかり覚えていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後俺とキリトは一部のビーター嫌いや現場をあまり知らないもの達から問責にかけられた
殺すことはなかったんじゃないのか、もっとうまく解決する方法があったんじゃないのかさまざまな罵倒を浴びせられ、ついには攻略組を追放するべきだという声まで出た
しかしアスナ、コドフリーや今回の討伐隊に参加した血盟騎士団のメンバーや聖竜連合のギルドマスターリンドの弁護により御咎めは無しになった
俺は人を殺したことには罪悪感は抱いていなかった。それは異常なことだろう。しかしそれ以上に守りたいものを守った、まだ約束を、願いを叶えることができる自分が生きていることに安堵していた。
今回の件で御咎めも罪悪感もなかったが俺は一つの決意をしていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それで、話というのは何かね?ジン君」
「俺はこのギルドをやめようと思う」
団長の眉がピクッと動くのが見て取れた
「それは今回の件の罪滅ぼしかね?」
「いや、そういうわけじゃない。もともと考えていたことなんだタイミングを逃して今までここにいたが今回の件で丁度いんじゃないかとおもってな」
俺は一つ息をつき続ける
「次の副団長はアスナに指名してくれあいつは俺より仕事をこなすだろうよ。」
「そうか…君のことはあの時の約束もあるし引き留められないだろう。これからも攻略組に居続けるのだろう?」
「ああ、もちろんだ」
「なら言うことはなにもあるまい。これからもよろしく頼むよジン君」
「こっちこそよろしく頼む。ヒースクリフ」
俺はそういい血盟騎士団のホームギルドを後にした
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ