十二話
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俺が副団長として借りている部屋で休んでいるとき唐突に扉が開かれた
「副団長!今すぐ団長のところに来てください!」
部下が血相を変えて俺に言う
ただ事じゃないと感じた俺は申し訳程度に急ぎ団長のところに向かうとそこには幹部の面々全員が揃っていて俺は最後の一人だった
これはアスナに小言を言われるぞと覚悟していたがアスナは真剣な面持ちで団長を見ていた
「ではジン君も来たことだし改めて先ほどのことをまとめたいと思う」
そういい団長が俺たちを呼んだわけを説明しだす
「先ほど情報屋からある通達が来た…それはラフィン・コフィンのアジトが判明したというものだ」
部屋が一気に凍りつくような感覚にみまわれた。それもそのはずラフィン・コフィンとはソードアートオンラインの世界で一番の恐怖といわれるレッドギルドのことを指すのだから
「この情報は攻略組トップのギルドとプレイヤーにしか伝わっていない、そして今回この話をする理由は攻略組で有志を募りラフィン・コフィン討伐作戦を行うためということを知ってほしい」
誰も何も喋らない、ただ真剣に団長の話に耳を傾けていた
「今回の件は今後の攻略を左右するかもしれない大事なことだと考えられいるしかし私から簡単に推薦するわけにもいかない。参加するかしないかは君たちで判断してくれたまえ。私はこの後他の者にも伝えに行くため席を外すがもし参加するなら私に言ってくれたまえ。では何か質問があるものはいないか?」
その言葉に俺が一番早く手を挙げた
「なにかね、ジン君?」
「その情報ってのはどこまで信憑性があるものなんだ?それとその討伐戦には団長は参加するのか?」
「一つ目の質問の答えだが半々といったところだろう情報屋の話によればラフィン・コフィンから逃げ出したものからの証言だからまず間違いないと言っていたようだがね。二つ目の質問だが私は参加するつもりはない。彼らのような低俗な連中を相手にしてるほど私も暇ではないのでね、大事なこととは言ったがそれは客観的に見ての話だよ。私自身は彼らのことを取るに足らない存在だと考えている」
「…そうか」
あの温和な団長から出た答えはとても冷えていた。まるで攻略をしない彼らはプレイヤーですらないと言いたげな、そんな冷えた答えだった
あれから数時間たち日が暮れた後ラフィン・コフィン討伐隊に参加するであろうプレイヤーたちがラフィン・コフィンのアジトがある階層の転移門に集まっていた血盟騎士団で参加するのは俺、アスナ、コドフリー、そして十数人の部下たちだった
俺が少し顔を振ってみるとキリトの顔も見えた。ほかにも聖竜連合のトッププレイヤーも参加するようだ。
そうそうたる面子でラフ
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