十一話
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正に昼寝日和!という今日、非番の俺はどこかでいい昼寝スポットがないか街中をうろうろ探していたがそんな都合よく昼寝スポットが見つかるはずもなく諦めて最近五十五層にできた血盟騎士団のギルドホームへ帰ろうと思っていたときキリトから一通のメッセージが届く
【ちょっと来てくれないか?】
そのあとすぐおおまかな場所のメッセージが届き俺は何だろう?と思いながらもとりあえずその場所に向かってみることにした
その場所の付近に着くとそこはとても日差しがよく昼寝するには持って来いのベストスポットだった
(なるほど、キリトは俺にこの場所を教えたかったんだな)
なんて、そんなことあるわけもないことを考えながらキリトを探すと道なりを辿った少し先の方からキリトがこちらに手を振っているのを見つけた
「おーい!…ん?」
俺が大きな声でキリトを呼ぼうとするとキリトは慌てて口元に人差し指を添えて静かにしろという構えをとった
さすがに意味が分からずキリトの方に近寄ってみるとその理由がそこに横たわっている
(なるほどね…こいつのことか)
キリトが苦笑しているのに俺もそれに苦笑して返すことにした
その理由というのは我らがギルドの姫君、閃光のアスナさんがなんとも気持ちよさそうにお昼寝をしているからだ
(最近特に根を詰めていたからな〜たまには休みを…おっこれは…)
最近の疲労の色がひどかったアスナの寝顔を見て俺はあることを思いつく
「じゃあ保護者も来たしオレは帰るとするよ」
「待ってくれ!」
帰ろうとするキリトを呼び止め俺はキリトにある頼みごとをする
「このままアスナを見守っててくれないか?」
「え?」
「俺もこいつがほうり出した部下の連中を今から見に行かないといけないし今俺のギルドは人が出払っているんだよ。な?今日だけでもいいからさ」
「う〜ん…ジンがそう言うなら引き受けるかな」
「悪いな、サンキュ」
言い訳は今考えたが嘘は言っていない。俺は早速迷宮に潜っているであろう部下のもとへと向かうことにしようとしたが
「ああ、言い忘れてた。キリト」
「ん?」
立ち止まりキリトに伝言を頼む
「アスナが起きたらお前五日間は謹慎、少なくともギルドには立ち入り禁止な。ってことを伝えてくれ」
「あ、ああ分かった」
あまりアスナに強いことを言いたくないのかキリトは少しだけどもり返事をした
「さてと、今度こそ行くとしますか」
そういい俺は迷宮区に向かう
(これをきっかけにキリトとアスナが引っ付いてくれれば俺の悩み事が一気に二つも解消される!少なくともアスナに五日間の休暇を与えられ
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