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ルドガーinD×D (改)
九話:神父に会いました
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口からは内臓が飛び出してきている。
酷いな……明らかに普通の殺され方をしていない。

「うっ!?」
「イッセー、大丈夫か?」
「……悪いな、ルドガー」

その余りの凄惨さにイッセーが吐き気を催していたので背中を擦ってやる。
まあ、無理もないよな。今まで普通に暮らしてきた人がこんなものを見せられたら
普通は耐えられない。何とか吐き出さなかったイッセーはむしろ耐性のある方だ。
それにしても……一体誰がこんなことを―――

「おんやー?僕ちんの作品に感動の涙を流してくれちゃってるのかなあ?」
「誰だ!?」

声のした方を振り返ると、そこには一目でいかれているのが分かるような目をした
白髪の神父姿の男が立っていた。

「んんー?よくよく見ると片方は下種で下種な悪魔くんじゃありませんかー。
 もしかしてこのフリード・ヒルゼン様に殺されに来てくれちゃったんですかあ?
 いやー、僕ちん感激イイイイイイッ!」

ニタニタと笑いながらこちらを見るフリード。
ふざけてるのか?イカれてるとは思ったけど、正直ここまでのイカれ具合は予想外だ。

「……どうしてこの人を殺したのか聞いてもいいか?」
「だってー、悪魔を呼び出す常習犯みたいだったしぃ、殺すしかないっしょ。
 悪魔くんと交友を持ってるなんて恥さらしなんてデスった方が世界のためっしょ!
 ちみも悪魔と一緒に居るっていう以上は―――殺しちゃいます!!」
「イッセー!来るぞ!!」
「わ、わかった!」

何か刀身の無い剣の柄らしきモノと拳銃を取り出し、突撃してくるフリード。
正直言って、どういう武器なのかは分からないけど、危ないことは確かなので
すぐに『武器創造(ウェポンシフト)』で双剣を創り出して、構える。
イッセーも籠手を出して戦闘態勢に入るが正直言って危なっかしい。
何とかフォローしながら戦わないとな……。

「死ねえええええっ!!」
「そう言われて、『誰がはい』って応えるんだ?」

剣の柄から光の刀身が現れ、俺に振り下ろされるのを右手の剣で受け止める。
そしてそのまま間髪を置かずに左手の剣を振り下ろす。

「んんー!結構やりますねえ!!」
「くっ!」

しかし、俺の剣はフリードのバックステップにより躱されてしまう。
それにしても、以外と動きが良いなこいつ。
もう少し、弱いと助かったんだけどな。

「ただ、そっちの悪魔くんはどうなんですかねえ?」
「つっ!?」
「イッセー!?」

突如、足から血が吹き出し倒れ込むイッセーに駆け寄る。
一体何が起きたんだ?

「ひゃっはっはっは!!どうすか?悪魔くん。弱点の光がたーっぷり籠った光の弾丸はさあ!?」

光の弾丸?という事はあの片手に持っている銃の攻撃ってことにな
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