第七楽章 コープス・ホープ
7-7小節
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言を得られた。
で、遅まきながら追いかけたわけだが。
「……何でこんな場所で止まってるんだ、お前たち」
「げ、兄さん」
げ、とは何だ、兄貴に対して。階段登り切る直前で全員伏せ! のお前たちのほうがよほど変だぞ。
「上で何かありましたの?」
「あった」
「はーい、犯人わたしでーす」
若干気まずげな笑みで答えたのは、ひまわり色のジャケットを着た少女。
「GHSが鳴っちゃって。あのミラ、かなり黒匣ギライみたいで、精霊術で攻撃されたんで一時退却したんです。で、戻ってみたはいいけど、まだミラがぴりぴりしてて、どうしようかーって」
なるほどなあ。いかにも新人がやりそうなミスだ。
「では代わりにわたくしどもが行きましょうか」
だな。攻撃されても、俺とジゼルなら防ぐ術は持ってる。これでもエージェントだからな。
「ルドガー。ここは、わたくしが今までやってきたやり方で行きます。今後の参考にするかは、あなたに任せます」
「分かった。その…気をつけろよ。兄さんも」
俺はジゼルと階段を登り切って、元マクスウェルの前に立った。
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