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SWORD ART ONLINE ―穿つ浸食の双刀―
09:水の妖精とユニークスキル
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など気にする者は誰もおらず、真剣な眼差しで狙いを定めて強力なスキルを叩き込む作業を繰り返す。
「ふるるっ!!」
衝撃。然程ダメージは高くないが、僕達は大きく後方に飛ばされる。水の障壁は姿を取り戻したようだ。反射の際こちらの勢いも利用したのだろう、普通より飛ばされる距離が遠いようだ。
「まずは一本??????まだまだ気を抜かず、攻めるよッ!!!」
「おう!!」
再びキリト、アスナ、僕の三人が先頭に立つ。他のプレイヤー達は己の出番まで待機。盾の後ろに隠れているだけなので、正直負担は何もないと思うのだが。僕も本当はそっちに行きたかったというのが本音だ。
「あぁぁっ!!」
僕はヴォジャノーイの隙を見てソードスキルを発動。刀スキル六連撃技《
零刀
(
れいか
)
》。交差するように斬撃を浴びせ、回転しつつ懐に潜り込む。そこから更に切り上げ、次いで切り下げ、最後にノールックでの突き。
「ふるるるるっ!!!!」
水の障壁に僅かな亀裂が生まれる。アイコンタクトでキリトにそこを攻めろと伝えると、コンマ一秒でキリトが片手長剣t四連撃技《ホリゾンタル・スクエア》を発動。
ミシミシという音とが響き、直後水の障壁が消滅。待ってましたと言わんばかりに盾に隠れていた部隊がこちらに接近、ソードスキルを発動する。色鮮やかなライトエフェクトが部屋を包み込む。先程の一回で慣れたのか、攻撃回数も増し、蓄積するダメージも増加している。
「ラスト一本っ??????皆、何か変化が起こる可能性があるから注意を怠らないで!!」
僕は刀で応戦しつつ、攻略組全体に指示を出す。嫌々と言った様子で従う者もいれば普通に従う者もいる。まぁ、復帰戦で何をしゃしゃりでていると思われても仕方無いだろう。
「ふるるるらららあぁぁっ!!!」
(障壁の回復が速いっ??????!?)
内心で舌を巻きつつ後方に下がる。よくよく見ると、ボスの
色
(
カラー
)
が変わっている。先程までは透き通った青色の体だったのだが、それをベースに所々紫色に変色している。
危険域
(
レッドゾーン
)
に突入する前に覚醒するボスのパターンは割りと厄介だ。
「それでも、ここで負ける訳にはいかない??????キリト、アスナ、行くぞッ!!!」
「「分かったッ!!」」
三度
(
みたび
)
特攻、障壁の破壊を狙う。おそらく、これを崩す事によって勝利が見えてくる。苦戦を強いられるようでは死者を出す可能性が高い。盾も無限に存在する訳ではない。
「《澄華》ッ!!」
刀スキル三連撃技《澄華》。縦斬り、横斬り、斬り下がりを素早い動作で行う。下がり様に相手の様子を伺うが――――
「――――なっ、回復が速いっ??????!?」
摩擦力で止まりつつ驚愕の声を上
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