第09話 ティターンズ
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能になるのではないかね。』
『はい、その通りです。しかし、既に我々は核融合炉の発電所を用意してあります。電波の伝達が阻害される副作用がありますが超光速通信では影響ありません。』
『そうか君達は、こうなる事も予想していたのだな。』
『はい、最悪のシナリオとして準備していました。』
その後、暫くしてからマザーより報告があった。
「Nジャマーの散布終了しました。これより大気圏外でのミサイルの迎撃開始します。念の為に放射能除去のマイクロマシンを散布します。」
大気圏外でミサイルが迎撃されているのが確認出来た。
『ご覧の通りです。ティターンズは地上の放射能汚染さえ、厭わなくなっています。ハルバートン提督には、先の戦役で捕虜にしている兵達を率いて下さい。ブルー・コスモスの兵は、別に拘束してあります。ハルバートン提督が前面にでれば、迷っている将兵もこちら側に付きましょう。我々の戦いは苦しい物になるでしょう。敵には同胞もいます。しょうがなく上の命令に従っている者もいます。そんな相手を殺すことなく、戦わなければならないのです。』
『君達はそんな戦いをやって来たのか?』
『えぇ、殺すことは簡単です。それでは新たな憎しみを生みます。我々はナチュラル対コーディネーターの戦いをしているのではありません。一部の富を独占しようとしている者達と戦っています。』
『分かった、協力しよう。』
『ありがとうございます。ハルバートン提督には月面都市アポロに行って頂きたい。そちらに艦艇を用意してあります。』
Sideout
■C.E.70年 4月 2日
ティターンズが無差別に核攻撃した事が報道されて、今まで日和見していた国民の多くが、反ティターンズ、反ブルー・コスモス運動に参加していく。また、ハルバートン提督が地球連合軍に参加した事を聞いて、今までティターンズに従っていた将兵も離反した。
後に "エイプリル・フール・クライシス" と呼ばれる出来事は、テレビや通信といった弊害により混乱しながらも、反軍需産業複合体への流れに静かに収束していった。
■C.E.70年 4月 3日
ZAFT(ザフト)は地球連合に協力する為に、オーストラリアのヨーク岬半島とアーネムランド半島をまたがるカーペンタリア湾に軍事基地を作った。
■C.E.70年 4月 4日
ティターンズはニュートロン・ジャマーを非難したが、テレビ放送が出来ない為に、仮想空間を使って宣伝した。ただティターンズの連中は知らなかった。仮想空間が二つあり反コーディネーター派は、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)の仮想空間にしか繋がっていない事に。
通常の仮想空間では事実が正確に報道されており、ティターンズが検閲しようにも別に仮想空間が存在している
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