暁 〜小説投稿サイト〜
銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
ディスクの中身
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
二人が椅子に座ると未来はディスクを再生した。
『こちらは銀河鉄道管理局である。今回逮捕した研究者は我々の協力者であります。早いうちに釈放を要求します。要求に応じない場合は管理局直属艦隊をもって闘う意志があります。良い返事を期待します。尚、この映像は時空管理局上層部のみに見せるように。』
そこに映っていたのは多分銀河鉄道管理局上層部の一人なのだろう。
未来に聞いてみたが
「ゴメン、僕も分からないんだ。入社してすぐ此処に来たから。上層部であることは確かなんだけど。」
「未来君は自分の局の上層部の人間を知らんのか?まずないの?」
「大丈夫だよ。会議の際は名札を付けているから。それに人の名前覚えるの苦手だし。」
「兄貴はその性格を直した方がいいとおもうぞ。」
妹からも注意されているがそんなことお構いなしに
「そんなことはいいとして、問題はこのディスクを見せるべきなのか?と言うことなんだけど。見せても釈放にはならないし。」
「じゃあ、兄貴が上層部に言ってやれば良いじゃねえか。」
「そうしたいのはやまやま何だけど、どうもこちらの要求は伝わらないみたいでね。どうするべきか判らなかったんだ。そこに時空管理局が操作に来たりしたから。」
「未来君は今回、私たちが来たのを利用したわけやな。」
「簡単に言えばそうなるんだ。実際にうちの管理局がジェイル・スカリエッティーと関係があったからな。それに時空管理局に恨みを持つ人も上層部にはいるから。」
「時空管理局に恨みを持っているなんてどないして?」
「はやて、銀河鉄道管理局は人体実験が大嫌いんだ。そして時空管理局は隠れて人体実験をしていて、そこで上層部の一人が被害にあった子供たちを保護したんだ。」
「綾の言う通り。そこで銀河鉄道管理局からの命令で人体実験を行う施設を調べていたんだ。そしてそれを綾に教えて潰して貰っていたんだ。」
「だから最近いなくなることが多かったんやな。」
「これで時空管理局を嫌う理由が判っただろ。でも「犯罪者を釈放せよ。」なんておかしいと思うんだ。」
未来の言う通りだ。
人体実験が大嫌いならばその事を注意するべきだが、銀河鉄道管理局が言ってきたのはジェイル・スカリエッティーの釈放。
そこで考えられるのは一つ。
「僕の予想だと、銀河鉄道管理局はジェイル・スカリエッティーに何か実験をさせるつもりなんだよ。それも時空管理局を脅かす物になるだろうものを。」
「私たちにどないして教えるん?そっちにとってはいいことやん。」
「僕が話した理由は、人体実験を指示している最高評議と実験施設をどうにかしてほしんだ。」
人体実験なんかしていないなんて決して言えない。
フェイトだってもともとはプロジェクトF・A・T・Eによって産み出された。
時空管理局は人体実験をしている。
これは本当
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ