暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
七話 デュエルの最終進化系です。
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学校が終わり、徹を引き連れ二つ目の塾見学へと向かう。

「へぇー、ここが遊勝塾かー。やっぱりLDSと比べると見劣りするね」

こじんまりとした建物。やはりLDSのような圧倒的な存在感はない。

「いや、比べる対象が間違ってるから。」

「まぁ、そりゃそうか。ここの塾って何教えてるんだっけ?」

塾には、それぞれの売りがある。LDSならあそこでしか教えていない融合召喚を筆頭にシンクロ、エクシーズを学べる事なのだが、ここは?

「確かエンタメデュエルって言って、お客さんと一体になって楽しませるデュエルを目指してるんだって。あと、榊 遊矢って人がペンデュラム召喚を使って有名になったよ。てか、姉ちゃん自分で調べなよ」

ジト目で見てくる徹。

「あの〜?どちら様ですか?」

「わっ??は、はい?」

徹と話していると急に私と同じ年齢くらいの女の子が疑いの目線をむけて来ていた。

すっかり忘れていたが私達はこの塾の出入り口のところで立ち話してしまっていたのだ。てゆうことはこの子はこの塾の生徒さんかな?

「あの遊勝塾に何か用事でも?」

「あっはい!この塾に見学に来てたんですけど」

「あ、そうなんですか。じゃあ、どうぞ」

そのまま腕を引かれ、中へと連れて行かれる。

「おとうさ〜ん!うちの塾、見学したいってーー!!」

そう女の子が大声で叫ぶ。数秒後、ドダドタと煩い音を立てながら赤ジャージをきたおっさ……ゲフンゲフン、大人の人が駆けてくる。

「なんだってぇ!そうか!そうか!うちの遊勝塾に入ってくれるって!!」

肩を掴まれ、前後に揺すられる。

の、脳が…………。そして、めっさ暑苦しい……。

「お父さん!そこまで言ってないって!困ってるから!」

「おぉ、そうだった。すまんすまん」

娘に一喝され、私を解放し、頭を掻きながら謝罪してくる。

まだ頭がクラクラするんですが……。

「おぉっと、自己紹介がまだだったな。俺はここ、遊勝塾の塾長をやっている柊修造だ」

「私は娘の柊 柚子です」

柚子はぺこりとお辞儀をして、自己紹介をする。やはり父親が駄目だと娘がしっかりするんだよなーと思う私がいた。
てか、この人、モロ某テニス選手なんだが……。今度、ファ○リーズでも渡してみようかな?

「えーと、神崎 優希です。こっちが弟の徹。」

「ども。」

「誰か来たの?ゆずおねーちゃーん」

「あー!、徹じゃん!ここに入んの?」

徹と同い年らしき子達が三人ほど現れる。

「う〜ん、今日は見学に来ただけ。入るかは未定。」

「ふ〜ん、そっかー。」

なにやら太っちょの男の子と親しげに話し出す徹。そして、早速蚊帳の外の私。…………なんだ
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