暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
FLTのCAD開発センター×飛行術式テスト
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これに関してはソフトではなくハードで処理すれば問題ないと俺は考えている。負担も減るし、タイムレコーダも専用回路を付けた方がいいでしょう。それとこのデバイスにはある隠しモードがあるのをご存じでしたか?」

「それは俺も同じ考えでしたが、隠しモードとはどのようなので?先ほどデバイスチェックの時にはそんなのはなかったですが」

「隠しモードは俺達しかできない事だ、テスターの者達よ、貸してほしい」

そう言ってテスターが持っていたデバイスを俺達9人に渡してもらってから、バーストモードと音声認識システムが起動したと思いきや全員に翼が生えたのだった。俺は白で深雪は水色、深夜と真夜は紫色、穂波さんと葉山さんは銀色で、蒼太、結衣、沙紀は緑色の翼を展開しながら音速飛行を開始したのだった。トランザム並みの速度だったので、テスターと研究員と技術者たちもこれは凄いと言いながら目では追えていない。そして牛山のところに着地してから解除したけど。

「これが俺達しか使えないバーストモードだ。分かりやすく言うとトランザムシステムを入れたと言えば分かるかな」

「こりゃすげえですぜ!隠しモードというのは、普通の魔法師では使えないモードですな。ここにはいない本部長に追加報告をするにはいいですね」

ハード面の改善ポイントがいくつか炙り出したものの、術式とハードについては大満足となる結果となったからな。市販のCADで平均的な魔法師でも飛行術式は十分可能だと判明した後は、本部長である椎原辰郎も一緒に打ち合わせをしたのだった。打ち合わせ中は深夜達は暇になるので、せっかくここに旧名四葉深夜と真夜が来ているからこの中を案内してもらった。牛山と同じく忠誠を持っている者にな。深雪もついて行ったけど、新製品のデバイスやら今研究しているのだった。

「今回の実験結果を整理した後に、来週中にでも飛行術式のノウハウをトーラス・シルバーの名で発表させてもらいます。まあ本当は織斑会長の手だけで開発された物ですけど」

「それはしょうがないだろう?椎原開発本部長。俺が開発した事にすれば今通っている学校を最悪退学しなければいけない、そうならないために架空の名前を持つ人物を作り出したのだから」

「会長の仰る通りかと、FLT内でもトーラス・シルバーが共同開発した二人の優秀な技術者達だと公表しているんですから。飛行魔法の発表は拙速なくらいが望ましい、今回も『世界初』なのですからな。『世界で二番目』というのは嫌がる会長だという事は、本部長も分かっているでしょう」

一番と二番じゃインパクトが違うし強さが違う。それと隠しモードがあるというのも、一応発表項目にあるがバーストモードは普通の魔法師では使えないという事にして使用者の負担が一番あるからだ。なのでバーストモードは、使用者は限定されている
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