八話
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みつけ剣に手を伸ばそうとする。
「いくらジンでも今回のアイテムは譲れない…」
どうやら俺を倒してでも今回のアイテムがほしいようだ。
(そうまでして噂される蘇生アイテムが欲しいのか。でもな…)
俺はキリトを同情…いや悲しみの目で見ているといくつかの転移してくる光が見える。
現れた人物たちは俺とキリトの顔見知りのクラインと、クラインがリーダーを務める風林火山のメンバーだった。
「尾けてたのか。」
「まあな、追跡スキルの達人がいるんでな。キリト、オレはなオメェの戦闘能力とゲーム勘はヒースクリフやジン以上だと思ってんだ。そんなやつをこんなとこで死なせるもんかよ。オレらと合同パーティを組め蘇生アイテムはドロップさせたやつのもの、それで文句ねぇだろ!」
「それじゃあ意味がないんだよ…」
キリトが剣を向けるか向けないかで悩んでいるときまた転移してくるときの光が現れ、そこから出てきたのは聖竜連合の面々だった。
(俺一人でやつらを相手にしてキリトをクラインに任せるか?)
俺が悩んでいると
「行けキリト、ここはオレらで食い止める!ぜってぇ生きてボスを倒して帰ってこい!」
クラインがそういうとキリトはそのままついさっき新しく現れたワープゾーンに入っていく。
「ジン、キリトを頼んでいいか?」
「別にかまわねぇけど、お前らだけで大丈夫か?」
「任せとけって、それよりキリトを頼む。」
「ああ、任せとけ。」
そう言い残し俺はキリトを追ってワープゾーンに入る。
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「キリト!」
ワープゾーンから出るとキリトはすでにクリスマスボス背教者ニコラスと戦闘中だった。
(あれは?)
キリトは剣を2つつかっていた。
(あいつもユニークスキルホルダーだったのか。)
これでユニークスキルホルダーはヒースクリフ、キリト、俺の3人となったわけだ。
「言いたいことはいろいろあるが、今は全力でてめぇを倒す。」
背教者ニコラス対俺とキリトの戦闘が始まる。
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背教者ニコラスとの戦いは防御を一切考えていないキリトが2つの剣を止まることなく振るい続けた俺はキリトに向かう攻撃を剣でいなし向きを変えることで直撃を回避させることに専念した。
キリトの戦い方は見ていて気持ちのいいものではなく、まるで死んでも構わない、そんな意志を感じられるものだった。
背教者ニコラスのHPはみるみる減り、ものの数十分で数ドットまで削られている。
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