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藤村士郎が征く
第17話 以下略 後編 戦場を蹂躙せし若き軍神、駆けつけるはオルレアン解放の英雄 ジャンヌVS雫
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ころか1分もしないうちに、一子達が戻ってきた。川神学園の制服に身に包んだ見知らぬ黒髪ポニーテールの女の子と共に。
 そんな驚いている、メンバーに対して冬馬が事情説明をする。
 それと同時に、大和が悪いと思いながらも、英雄にあの女の子について事情を聴いていた。

 「―――――と言う訳です」
 「なるほど。有り難う、葵君」
 「どういたしまして」

 「――――これから、よろしく頼む」

 ぺこり。

 「どうも、こちらこそよろしく」

 ぺこり。

 「これからは、よろしく頼む」

 ぺこり。

 「大事なので、義経は2回言ってみた。では、さらば」

 義経と言う少女は、礼儀よく挨拶した後、姿を消した・・・いや、直に戻ってきた。申し訳なさそうな顔で。

 「・・大変な事に気が付いてしまった・・」
 「どうしたの?」
 「ヘリから投下されたのだが、帰り道が分からない・・」

 英雄は、あずみのケアで忙しそうにしていたので、大和が彼女に対応した。
 如何やら意地を張っての迷子の様だ。

 そこで、対応していた大和に聞けばいいにも拘らず、何故か義経と名乗った少女は、隅に居た黒騎士に道を尋ねた。そうしたら―――――。

 『――――ここを、まっすぐ行ったら、ここを曲りこうだ』

 鎧の中からペンとメモを取り出した黒騎士は、素早くこのあたりの分かりやすい簡易地図を瞬時に書き込み、丁寧に説明した。実に親切ではあるが、異様な光景である。

 「おー!判りやすい、ありがとう!!ではこれにて、御免」

 その言葉と共に、義経と名乗る少女が今度こそいなくなった。
 そして、大和は・・。

 「いちゃもん付ける訳じゃ無いが、ずいぶんと詳しいな」

 思い切って黒騎士に聞く大和。

 『地元ではないが、ここにはたまに来るのでな』

 その言葉に、ジャンヌ以外の皆が「は?」と、聞き返すような顔をする。

 『私の在住宅は、冬木市にあるのでな』

 「「「「「な、なんだって〜〜〜〜!?」」」」」

 『随分と大げさな反応だな・・。それと、明日から私も君たちの川神学園に編入する事に成っている。以後よろしく頼む』

 そんなあっさりとした爆弾発言が、黒騎士から発せららた。
 そして・・。

 『『『『な、な、なな、なんだとぉおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?』』』』
 
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