四話
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まり私は私が作ったギルドで、一番のギルドを作りたいということだよ。そのためにも君に協力してもらいたいと思うのだがどうかね?」
その問いに対して俺は。
「…少し時間をくれ。」
といい、その日はヒースクリフとフレンド交換だけ行い別れた。
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そのことに悩み、気分転換のため下の階層に降りてみると、最近ボス攻略に顔を出さない黒づくめの男にあった
「よう、久しぶりキリト。」
「ジンか。久しぶりだな、17層のボス攻略以来か?」
「そうだな、そういや最近ボス攻略に顔ださないけどどうしたんだ?」
「ああ、いろいろとな…」
若干気まずそうに答えるキリトを不思議に思ってみていると、キリトのアイコンにギルドマークがついていることに気が付いた
「そっか、キリトもついにギルドに入ったのか…」
「ああ…」
「まあ、これで心残りが消えたわけだ…」
そう誰にも聞こえない小さな声で呟いた。
俺がなぜ今までギルドに入らなかったかというと1階層で世話になったキリトが延々とソロで活動していたからだ
もし俺がギルドに入り時間を束縛されてしまったらあいつに恩返しができないという些細なそして自分勝手な思いからだ
ほかの人が聞いたら笑ってしまうかもしれないが、俺からしたらキリトは恩人といっても過言ではないのだ。もしキリトに始まりの街でレクチャーしてもらわなかったら俺はこの場にいないかも知れない。
あいつは始まりの街でほかのやつらを見捨てたという罪悪感を自分から背負った。さらにベーターへの妬みをビーターと名乗ることで自分に集中させ、妬みを少なくしようとする自己犠牲野郎だ。あまりに救われないそいつのためになにか出来ないか、せめてパートナー、もしくはギルドに落ち着くまでは、と考え俺自身もソロで活動してきたのだ
「キリト、俺もそろそろギルドに入ろうと思ってるんだ。」
「そうか。」
「ああ。そうだ明日は25階層のボスの攻略会議だからお前も参加しろよな」
「はは、時間があれば出向いてみるよ。」
それから簡単に一言二言かわして俺は25階層の宿屋へと向かった。
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