三話
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発動させるのには理由があるのかい?」
今度は白髪のプレイヤーが質問してきた。
(戦いながら見ていたのか?)
少しだけ疑問に思い。
「ああ、スキル後の硬直をなくすためにな。」
「なるほど。」
短く呟くと、興味深そうな目でこちらを見てきた。
「じゃあ俺は行くよ」
俺は会話を切り、先に進むことにした
「そうか、では最後に自己紹介だけしておくとしよう。私の名前はヒースクリフ、この層からボス攻略に参加する予定だ、よろしく頼むよ。」
「俺はジンだ。一応ボス攻略では古参になるから、そのときは声をかけてくれ。じゃあまたな。」
そう言いヒースクリフとは別れた。
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(ここがボス部屋か…あとは鼠に情報を流してもらって攻略会議を待つとするか。)
その後俺はボス部屋を見つけ、転移結晶で20階層の街ラーベルグへ転移し、マップ情報を情報屋のアルゴにリークし、情報広めてもらった。それから攻略会議が開かれたのは2日とかからなかった。
現時点で攻略の指揮を執っているのは軍の連中だ。15層よりギルドというシステムが加わり現段階で最大規模を誇っているのが軍にあたる、人数が多いだけあって前線の攻略やボスの諜報は率先して行ってくれているのだが
(最近は若干情報を秘匿したりすることが目立ってきてるんだよなぁ)
軍の行動に不信を抱いているプレイヤーも少なくない、それでも軍が指揮を執っているのはやはり数という圧倒的な力があるからだろう。しかし俺の中で軍の一強というのはかなりの不安材料となっている。大き過ぎるが故の依存、軍が壊滅的なダメージを負ってしった時の攻略組の被害は計り知れないものになってしまうのではないかとういこと…
(もう一つ軍に並ぶ大きな勢力がでてきてくれないものか…)
現時点でそれに一番近いギルドは聖竜連合だろう、たしかに数はそこそこいるし粒はそろっているのだが…
(絶対的なプレイヤーがいないんだよな〜)
そんなことを思っていると後ろから肩をたたかれた。
「やあジンくん、3日ぶりかな?」
振り向くとそこには先日あったヒースクリフがいた。
「あんたか、本当にボス攻略に参加するんだな。」
「もちろんだ、さて早速だが今回のボス戦で私とパーティをくんでくれないかい?」
「別にかまわないけど、ほかのメンバーとかは決まっているのか?」
「ああ、すでに4人に声はかけて向こうで待たせている。」
「そうか、それじゃあ移動しますか。」
そういい、今回のパーティメンバーのところに向かうことにした
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