暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
織斑家での祝杯×玄信との秘匿通信
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れと経由先であるトレミー応答せよ『何ですか?一真さん』これは大丈夫な通信だよな?『逆探知されても問題無いです〜』ならいいんだけど。よくもまあ一般家庭用ラインに割り込めただけはある」

トレミーからの経由して秘匿通信だからなのか、多少は心配はするが問題なさそうだし、トレミー周辺にはGN粒子撒いているから問題ない。

『簡単ではなかったが、トレミー側からの経由なのでな。織斑少将の家のセキュリティーが厳し過ぎるとは聞いていたからね、ま、少将の家には見られてはいけない宝庫でもあるからなのか、一度こっちで通信しようとしたら危うくカウンターでクラッキングを喰らいそうになったよ。ちなみにこの通信をこちらからトレミーに送ったのは藤林がやってくれたなのか、すぐに経由できましたよ』

「最近のハッカーは見境ないし、何よりそこら辺の管理はゼロがやってくれますしね。CBの武装データとかもありますから、深い階層に行くにはヴェーダからのアクセス権がないと見れない仕組みです。そうか、そっちに響子がいるなら安心だな。どうせオペレータとしてやっているからすぐ近くでこの会話聞いているんじゃねえのか?それよりも用があって来たんでしょ?玄信」

『あら?バレちゃったみたいだけど、お久しぶりですわ一真さん。特に深夜はいいですよねー、一真さんと一緒にいられるから羨ましいわぁ』

「まあしょうがないじゃない、前は一緒に働いたとしても今回の役目でも十分一真さんとバックアップできるんだから」

まあ記憶共有者は年齢が停まるし、不老不死と脳量子波がオプションとして付いてくるので俺達も何百年経とうがそのままの顔になっている。地位と所属部署からして、相当な激務だと聞いているが微塵の疲労感もなさそうだ。通話相手は陸軍一○一旅団・独立魔装大隊隊長・風間玄信少佐ではあるが、記憶共有者で前外史では元部下だった男だ。国連軍ブラック・シャーク隊の一員だったはずだが、この世界に国連軍は存在しないので俺達はソレスタルビーイングとしての活躍をしている。

それとあちらは藤林でこちらは響子と呼んでいるが、玄信と同じ大隊の隊員の一人で記憶共有者の藤林響子少尉だ。元部下で部下だった時はIS部隊の隊員としてやっていたので、ここにいる深夜と同期の者だ。玄信が隊長で響子が副官をしていると聞いているが、名前だけは同じでも容姿と声は違うから一瞬誰だ?と思うかもしれないけど。脳量子波による会話が証拠となる。

「深夜に響子よ、お喋りは今度にしてくれ。それで?今回はどんな用件な訳」

『前置きはこのくらいにしておきたいが、深夜や蒼太とはまた一緒に織斑少将と戦いたいとは思ったのだがまあそれはいいとして、まずは事務連絡だ』

「事務連絡か、それと脳量子波が使えるんだからそれで話せば?まあいいとして用件を聞こう」

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