暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
六話 ネオ↑沢渡さん!だ。
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side徹

姉ちゃんの無茶振りで沢渡さんとデュエルすることになった僕なのだが……。


「さぁて、この俺、沢渡……いや、新たなカードを手にしパワーアップしたネオ・沢渡が君に直々に手ほどきをしてあげよう。」

「さすがっす!沢渡さん!見ず知らずの後輩にも優しく接するなんて、先輩の鑑っす!」

ただの自慢だろ……。

「だろだろ〜。それがこの俺……」

「「「ネオ!沢渡さん!!」」」

「………………」

と、まぁこんな感じです。僕は一体どーすれば?

は?取り巻きに混ざって来い?お前が行けよ……。

「ま、前座はこのくらいにしておいて始めようか。準備はいいかな、徹くん?」

「……あ、はい。いつでもどーぞ」

なんでこうLDSの生徒ってこう上から目線の人ばっかりなのだろうか。まぁ、この場合はネオ?沢渡……さんが年上だから仕方ないか。

そーいえば、エクシーズとか、シンクロって使っていいのかな?普段は姉ちゃんに禁止されているけど…………

「「デュエル!」」

徹LIFE4000 沢渡LIFE4000

「先行は君にあげよう。」

「ども、モンスター一伏せ、カード二枚伏せてターンエンド。」

まぁ、先行ならやることはこれくらいだ。後攻のが欲しかったなー

「慎重なターン運びでいいじゃないか。けど、それじゃあ勝てないぞ。ドロー。相手の魔法・罠ゾーンにカードが二枚以上存在するとき【氷帝家臣 エッシャー】を特殊召喚できる。来い、エッシャー。さらに手札から【デビルズ・サンクチュアリ】を発動し、俺の場にメタルデビル・トークンを特殊召喚だ」

「お、くるかくるか!沢渡さんの新モンスター!」

「ノー!俺の名はネオ沢渡だ!」

場に一気に二体ものモンスターが並び、それに取り巻きが反応し囃し立てる。観戦している姉ちゃん達は白けている。

たかが二体……。それくらい僕でもできる。言わないけど……。

ついでに姉ちゃんならワンターンフォーエクストラモンスターや無限ループデッキ破壊とかやってくる。それ比べたら二体同時召喚なんて甘いよ!極甘だよ!地獄甘だよ!

「俺は二体のモンスターをリリースし、こいつをアドバンス召喚するぜ!来い、【凍氷帝 メビウス】!!」

「キターー!さすがっす!ネオ沢渡さん!」

「ワー、スゴイナー……。」

氷帝メビウスの上位互換。効果は破壊できる魔法・罠のカード枚数が二枚から三枚に増えただけ。それなら、大嵐打てよと思うのは僕だけ?

「そして、メビウスのアドバンス召喚に成功した時、魔法・罠カードを三枚まで破壊する。俺は君の伏せカード二枚を破壊だ。さらに水属性モンスターをリリースして召喚している時、この効果で選択されたカードは発動できない。や
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