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魔法薬を好きなように
第25話 夏休み後半は
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ね」

「ちょっと、どっちがいいのよー」

「こればっかりはやってみないとわからないなぁ。けど、苦手な教科の復習は、最低限必要だと思うよ」

「宿題を教えてもらおうと思っただけなのにー」

「宿題の根本は、習った内容を理解しているかの確認だからね。トリステイン魔法学院と同じなら、今度は今年の最後の月に試験があるんだろう? そこで、悪い点数をとらないためとしかいえないよ」

「うー。それじゃ、残りの理科と社会と古ルーンは?」

「理科と社会は、さすがに教科書やノートと比べながら、問題は解いてみないとどうしたらいいかわからない。だから、教えれるかはわからないけれど、宿題の片づけ方は、今言った方法だね。古ルーンはルーンと基本的に文法が一緒だから、苦手なのは、単語を覚えていないのが原因だと思う。だから、古ルーンはわからない単語とその意味を10回書くのかな」

「なんで、古ルーンをそんなにしないといけないの?」

「ルーンと古ルーンの関係は、トリステイン語にたいしてのアルビオン語やロマリア語と同じようなものだから、宿題のやり方はおなじようなもの。ティファンヌに得意な方法があるのなら、それでもかまわないと思うよ」

「ああーん。わかったわよ」

「そういうことで、時間がそれなりにかかりそうだから、夏休み終わりまでの計画をたてて、それに合わせて宿題や、過去の勉強を入れるのに必要なんだ」

ティファンヌはしぶしぶながら、この案を受け入れた。そうして、実際にうめていくと、

「しかし、こうやって見てみると、聞いた時よりは少ない時間でできそうだけど、最初の方って勉強ばかりね」

「かわりといえるかどうか、なんともいえないけど、きちんと予備日もとってあるだろう? 勉強がきちんとすすんでいたら、デートでも他に魔法学院の友人と遊ぶのにでも、転用できるからさ」

実際のところは、最初の方の予備日は、虚無の曜日以外は実質的に勉強をすることになるだろうと思っているが、そこはごまかすことにした。精神的に暗黒面へと落ちてほしくないからな。

「けど、平日の午前中って、勉強がほとんどね。どうにかなんないの?」

「夜にするっていうのもあるけれどね。復習の時間として身体をならすために」

「いじわるー」

「まあまあ。明日来た時には、集中力を持続させる魔法薬をもってくるから、それでなんとかしてくれないかな」

「そこは勉強ができるようになる魔法薬とかってないのー」

「残念ながら、直接的には無いね。集中力がアップすれば、学習した内容も頭に入りやすくなるから、勉強ができるようになる魔法薬とまではいえなくても、補助する魔法薬ってなるよ」

「ジャックが無いっていうのなら、無いのでしょうね」

「知っていたら、つくっ
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