YES!ウサギが呼びました!
第十話 「少女達の虎退治とギフトの使い方」
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の前に大きな扉があった。
「ここかな?一緒に開けるよ?」
零菜の言葉に頷く耀。
「せーのっ!!」
バンッ!!
両脇に立ち扉を開けるとそこには。
「ぎゃゃゃゃぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーー!!!!」
虎の怪物が白銀の十字剣を背に守るように立ち塞がっていた。
「やっば!!飛鳥ちゃん!ジン君!今すぐ逃げて!!」
「っ!?ジン君行くわよ!!」
「え!?えぇぇぇぇぇーーーーーー!?」
飛鳥に引っ張られながら屋敷の外に避難する飛鳥とジンを確認しつつ零菜は目の前の虎をどうするか考え始めた。
「やっぱり自分で守ってたか・・・・・・となると指定武具はアレで間違いないみたいだね・・・・・・」
「零菜!!来るよ!!」
虎が咆哮を上げながら襲いかかってきた。
「耀ちゃん!!わたしがこいつを引き付けるから、その間にあの剣を回収して!!」
「わかった!」
「おいで!槍の黄金(ハスタ・アウルム)!!」
零菜は眷獣を呼び出し、耀はすぐさま剣に向かって走り出した。
ガルドが爪で耀を襲おうとしたが零菜が間に入り槍で受け止める。
「あんたの相手はわたしだよ!」
ガルドの爪を受け止めてる間に耀が十字剣を回収した。
しかしそうわさせまいと耀に目標を変え襲いかかるガルド。
「あっ」
耀も突然の事に反応ができない。
「させるかーーーーーー!!」
零菜はすかさず槍の黄金(ハスタ・アウルム)で追撃を行いガルドを壁際まで引き離す。
「耀ちゃん窓から逃げて!!」
「っ!!」
ガシャン!!窓を突き破り耀が外に飛び出す。
「こっちも逃げさせてもらうよ、槍の黄金(ハスタ・アウルム)!!」
「ガァァァ!?」
槍の黄金(ハスタ・アウルム)から眩い閃光が走りガルドの目を眩ます。
その隙に耀が逃げた窓から零菜も逃げ閃光が収まる頃にはガルドの前には誰もいなくなっていた。
零菜より早く脱出した耀は嗅覚と視覚、聴覚を使いジンと飛鳥の場所を探していた。
「耀こっちよ!」
「飛鳥!ジン!」
「ご無事でしたか・・・・・・あの零菜さんは?」
「私を逃げるまでガルドの相手をしてくれてる・・・・・・もうすぐそこまで来てる」
「お!いたいた」
「零菜さん!」
「それで指定武具の方はあったの?」
「うん、これがそう」
耀が回収した白銀の十字剣を飛鳥に見せる。
「後はガルドを倒すだけね」
「それなんだけど、あいつ完全な虎になってたよ?前にみたいな人型なら組伏せるのも楽なんだけどな〜」
「なんだか、だだの野生動物みたいだった」
「それは・・・・・・やはり古城さんの言う、ゲ
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