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ソードアート・オンライン〜神話と勇者と聖剣と〜
DAO:ゾーネンリヒト・レギオン〜神々の狂宴〜
第十八話
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者すらその存在を知らなかったのか。『ユニーク』なのに、自分たちの知らないもう1人の所有者がいるのはなぜか――――
 ……簡単だよ。それらはね、()()()()()()()()S()A()O()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()
「何……だと……?」

 かすれた声を出すのは、必死に《流星拳》と《獣聖》の攻撃を受け止め続けるハザードだ。セモンもまた、その奇怪な事実に驚きを隠せない。

「『物語とは、無数の並行世界の可能性を垣間見ているに過ぎない』――――有名な言葉だよ。誰のだったかは忘れたけど……その通りだ。《武神六椀》と《SO-TENN-KENN》はね、『神話剣(君たち)の世界』とは別の世界……『武神の世界』と『BATTOSAIの世界』から来たユニークスキルだ。もともとSAOが開発された時点でのユニークスキルの数は10個。後付けで《太陽剣》が急きょ入れられて11個。クリアされた時点ではこのまま――――そして、ALOを、ひいてはSAOサーバーを、《ユーミル》が買い取った時点で、《ボルボロ》に頼んで紛れ込ませたんだよ。残る二つのユニークスキルを、ね。だから、新生ALOではユニークスキルは13個。別の世界では《武神》、《機巧騎士》と呼ばれたプレイヤーが、このスキルを得た。彼らは戸惑っただろうね。突然、聞いたことも無いスキルが出現したのだから」

 それと同時に――――機械甲冑のグリーアの背中に、六つの腕が展開した。その手には、それぞれ全く別の武器が握られている。どこかで見た様な格好――――そうだ、あれは、アインクラッド第五十層のボスに、よく似ているのだ。

「『武神の世界』における第十のユニークスキル、《武神六椀》は、専用装備である機械の甲冑を装備することで、伝説上の『武装神(シユウ)』の如く、一度に多数の武器を使えるようになるスキルだ。六つの腕にはそれぞれ使い手を基準としたステータスが設定されており、これらをいじることでカスタマイズができる事が利点の一つである。
 習得条件はなし。あの世界の『ゲームマスター』が、直々に伝授したチートスキル。習得者は《武神》シウ。スサノ、ハクに並ぶ、『武神の世界』における勇者の一人。
 専用ソードスキルは、バラモン教派生の神話から取られた名前が多い。
 この世界では九十層以上の追加得点は無いため、九十層以降に追加される要素はない」

 その言葉を待っていた、と言わんばかりに、遂に《武神六椀》がシャノンに
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