悪魔、やってます
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」
「だからゼオンがやってきたのね」
「そうだ。万が一の事など考えたくもなかったからな。ついでにグレイフィアさんからリアス達を鍛える様にとも言われてきてな」
「「「「「えっ?」」」」」
グレイフィアさんって誰だろう?あと、皆なんでそんなに顔を青ざめているんだろう?
「え〜っと、私達は学生だから、あまり、時間が取れなくて」
「ああ、安心しろ。祐斗の様な事はしない。ただ、10日後にシュナイダーと模擬レーティングゲームを行う。だから、明日から2週間、公欠が取れる様に手配してある。場所もグレイフィアさんがグレモリー家所有の別荘を準備しているそうだ」
木場君、どんな目にあったんだろう?
「シュナイダーとレーティングゲームか、結構キツいわね」
「エクセリオ・シュドルクとシン・シュドルクは禁止しているからやりようは幾らでもある。別にタイマンでもないんだ。これから先、力は幾ら有っても困る事はないぞ」
「それもそうね。分かったわ。10日後ね。それまでゼオンはどうするの?」
「見ての通り屋台だ。久しぶりで楽しんでいる。売り上げも安定しているからな」
そう言いながらゼオンが鉄板を火にかけて油を引き、キャベツと豚肉を炒めながら隣で麺を置き、麺を囲む様にソースを垂らして麺を一本一本丁寧にソースに搦めていく。二つを同時に行っているのに、一切焦がす事無く全員分の焼きそばが出来上がる。
「今日はオレのおごりだ。好きなだけ食べていけ」
そして再び調理に取り掛かるゼオンは慣れた手つきで大量の焼きそばを作り始めた。白音ちゃん用なんだろうね。一緒に暮らしていたんだからそれ位は知っているのだろう。それにしてもゼオンと一緒に暮らしていたって言うのは羨ましいな。こんなイケメンに、あれ?お兄ちゃんって呼んでたけど、白音ちゃんって猫又だったよね?ゼオンは悪魔だから血縁関係はないはずだけど、どういうことなのかな?
「どうした?何か疑問があるなら答えられる範囲で答えるが」
「あの、白音ちゃんがお兄ちゃんって呼んでるんですけど、どういった経緯で?」
「ああ、なるほど。簡単に言ってしまえば飢え死にしかけていた所を保護したのが始まりだ。見つけるのがあと三十分も遅ければここには居なかっただろうな」
割とヘビーな話を簡単に話されてアーシアと二人で白音ちゃんの方を見る。
「本当ですよ。私が3歳の時に、死にかけていた所を助けて貰って、色々と生きていく為の知識を教えてくれて、家族として受け入れてくれたんです」
「3歳って、両親は?」
「……とある悪魔に殺されて、死体は人形として扱われていました。お兄ちゃんが取り戻して、ちゃんと弔いました」
「っ!?ごめん、軽々しく聞く様な事じゃなかった」
「
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