暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード27 〜制裁タッグデュエル 後編〜
[10/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
わ」

一度大きく伸びをしてから、カードをドローする。

「さて、いっちょやりますか。手札から魔法カード【未来への思い】を発動。このカードは墓地からレベルの異なるモンスター三体の効果を無効にし、攻撃力を0にした上で特殊召喚できる。ただし、このターンはエクシーズ召喚以外の特殊召喚が行えず、さらにエクシーズ召喚を行ってない場合、4000ポイントライフを失う。

俺は効果により、墓地より、レベル1【もけもけ】、レベル2【弾圧される民】、レベル3【団結するレジスタンス】、を特殊召喚する。」

効果無効、攻撃力0、さらに特殊召喚も行えず、エクシーズ召喚をしなかったら4000ポイントものライフを失うカードなんて…紫苑君は何がやりたいの?

「はん、そんなデケェデメリット負った割には、雑魚しか出てきてねぇじゃねえか。勝負を諦めたか?」

紫苑にくってかかる真。それにつられて会場にもどよめきと嘲笑の声が漏れる。

紫苑君がたかがエースモンスターを出されただけで勝ちを諦めるはずがない。きっと何か考えがあるんだわ。

「俺は【エフェクト・ヴェーラー】を召喚する。レベル1の【金華猫】と【もけもけ】でオーバーレイ。現れろ、【シャイニート・マジシャン】!」

場に出てきたのは、やる気のなさそうな幼い魔法使い。魔法を使い、ソファを出すとそこに寝そべる。

…………モンスターがぐれた!?って、そんなわけないか。

女性モンスターの登場にウォォォ!と男子たちが盛り上がりをみせる。これだから、男って……


◆◇◆


『……ようやく、私を呼んでくれた……。待ちくたびれた……ふわぁ…。』

シャイニート・マジシャンもといニートが眠たそうな眼を擦りながら、話かけてくる。

ていうか、お前が精霊として、憑いている時どうしてこうやる気がなくなるんだよ……。眠くて堪らない。

『それは私の…………癒しのオーラのおかげ、たぶん。』

一瞬考えただろ、オイ!癒しというより、怠けの方があってる気がするんだが。


この学園にも精霊憑きは何人もいるから、正直公の場ではあまり出てきて欲しくないんだが……。

『まぁ……私が呼ばれたからには、紫苑は勝てる!』

寝そべりながらこちらにぐっとサムズアップしてくる。

勝つも何もほぼ勝負は決まってるんだがな……。

『……なぬっ。私に出番を……』

出番も何もお前、出てきたところで何もしないだろ……。

『むぅ、確かに。だが、私は不動のモンスター。……無駄に動くことはしょうにあわない。』

不動と言うより、NEETだろ。自宅警備員め!

『……某ツルハシゲームの魔法陣から呼び出される警備員(じゃしん)だって、最強なんだ。……イコール、同じ警備員である、わた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ