エピソード27 〜制裁タッグデュエル 後編〜
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ークを構築!エクシーズ召喚!」
サイバー・ドラゴンが白い光の球となり、真の足元に開いた赤い渦へと吸い込まれていく。プロの世界でも、最近ようやく使われるようになったエクシーズ召喚が実際に行われ、観客がこれ以上ないほど、歓声をあげる。
「雷臨せよ!【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】!!!」
【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】★5 ATK2100
激しい閃光と共に渦の中から姿を現すサイバー・ドラゴン。だが、その姿は似て非なるモノで、背中には、白い鋼鉄の翼が生え、胴体部には、紅い巨大なコアが見えている。
「なんだと!?サイバー・ドラゴンのエクシーズモンスター!!」
隣で観戦をしている亮がガタリと音を立てて、立ち上がる。
……流石サイバー流、サイバー・ドラゴンに対する愛が半端ないわね……。だって、エクシーズモンスターに向ける眼差しが尋常じゃないもの。
「まだだぜ!俺はレベル5となった【サイバー・ドラゴン・コア】と【サイバー・ドラゴン・ドライ】でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!起動せよ、【発条装攻 ゼンマイオー】!!」
背中に取り付けられた巨大なゼンマイが目を引くモンスターが渦から現れる。
二体ものエクシーズモンスターを目の前にして、翠さんや紫苑君は全く動じていない。いや、むしろ予想通りと言った表情をしている。
「俺はゼンマイオーの効果を発動する。エクシーズ・ユニットを一つ使い、伏せられたカード一枚を破壊できる。」
「やらせませ〜ん!私は手札から【エフェクト・ヴェーラー】を捨てて、ゼンマイオーの効果を無効にする!」
エフェクト・ヴェーラーの光を受け、ゼンマイオーはがくりと項垂れる。
「くっ、だがノヴァの効果は発動させてもらうぜ!エクシーズ・ユニット一つを使い、墓地から【サイバー・ドラゴン】を特殊召喚する!」
【サイバー・ドラゴン】☆5 ATK2100
ノヴァが赤いコアから光を放つと空中にサイバー・ドラゴンのシルエットが0と1で形作られる。
「もういっちょ、いくぜ!俺は【サイバー・ドラゴン】とレベル5になった【サイバー・ドラゴン・ドライ】でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!雷臨せよ、【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】!!」
三回目となると珍しいエクシーズ召喚でも流石に飽きが来るわね……。
やはりと言うか、観客の反応が最初よりは薄い。まぁ
盛り上がっている事には盛り上がっているのだが……。
「俺はノヴァのエクシーズ・ユニット一つを使い、墓地から【サイバー・ドラゴン】を特殊召喚する。
さて、バトルだ!俺は【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】で【ライカン・スロープ】を攻撃!」
えっ!?ノヴァのが攻撃力が低いのに?
「そして、この
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