エピソード27 〜制裁タッグデュエル 後編〜
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破壊なんて相手がエクストラデッキを使わなきゃ意味ないのに、あの人は何がやりたいのかしら……?
「さらに、ザボルグを召喚する際に光属性モンスターを生贄にしていたら、相手の墓地へと送るモンスターは私が選べる。さぁ、エクストラデッキ貸してね〜」
「くそっ……ホラよ」
悪戯が成功した子供の笑みを浮かべる翠。真からカードを受け取るとザボルグのレベル、8枚分選び墓地へと送らせる。同様にして、翠さんも8枚カードを選び墓地へと送る。
「さらに、墓地へと送られた【虹光の宣告者】の効果を発動!」
「な、墓地からだと??」
墓地からの効果の発動に対し、観客が騒めく。
なるほど。墓地に送られたら効果が発動するモンスターが居たのね。目的は相手のエクストラデッキを破壊するのじゃなくて、目的のカードを墓地に送るためだったのか。
「デッキから儀式魔法、または儀式モンスターを手札に加えられる。私は【高等儀式術】二枚と【竜姫神 サフィラ】をサーチする。そして、高等儀式術発動!手札の儀式モンスターを選択し、デッキから通常モンスターを墓地に送る事で儀式召喚できる。
私はレベル6のサフィラを選択し、デッキから【逃げ惑う民】、【弾圧される民】、【団結するレジスタンス】を墓地に送る。光臨せよ、【竜姫神 サフィラ】!!」
【竜姫神 サフィラ】☆6 ATK2500
天から神々しい光の柱と共に、サファイアの鱗を持った竜人が翠さんの前へと降り立つ。
綺麗……。思わずサフィラの神々しさに声を漏らしてしまう。だが、それよりもすごいのが翠さんのプレイングだ。儀式召喚は私が行うが、燃費が悪く、手札が減りすぎてしまう。だが、翠さんの手札は5枚。一枚しか減っていない。
「私はエクスチェンジを発動。プレイヤー1人を選んで互いの手札を一枚交換するよ。ほら、紫苑、一枚選んでちょーだいな。」
「なげーよ……。じゃあ、これで」
翠さんの手札から【高等儀式術】を貰っていく。翠さんが何をもらって行ったか私の位置ではちょうど見えない。
けど、流石ね。息がぴったりだわ。二人の今回のデッキは儀式デッキなのかしら?
「私はカードを一枚伏せてエンド。」
「俺のターン、「サフィラの効果はつどー。まだ私のターンだぞー、無視すんなー」くそが……」
翠さんがわかりやすく相手を挑発する。まあ、この場合は相手が効果があるかないかを確認しなかったから相手が悪い……多分。いや、翠さんの事だから、わざとやったでしょうね。
「サフィラが儀式召喚されたターンのエンドフェイズ時に3つの内一つを選んで発動できる。
一つ目は二枚ドローして、一枚捨てる効果、
二つ目は相手の手札をランダムで一枚捨てさせる効果、
三つ目は墓地の光属性
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