第五章
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来ちゃんは?」
「私もよ」
未来もにこりと笑って言葉を返すのだった。
「そのつもりよ」
「じゃあ同時に出す?」
光男が沿う提案してきた。
「それで」
「いいわね、じゃあそれでね」
未来もそれに乗ってきた。これで話は決まりであった。
こうして二人は食べた後で同時に贈り物を出すことになった。それで話は進む。まずはアイスバインもパンケーキも食べ終えた。そうしてワインもケーキも終わったところで遂に贈り物の時間となったのであった。
「私のは特別よ」
まずは未来が満面に笑みを浮かべる。そのすっかり酔った顔で。
「凄いの持って来たんだから」
「僕だってそうさ」
それは光男も同じであった。彼も笑っていた。
「とっておきのを持って来たから」
「どんなの?それって」
「それは見てからのお楽しみ」
あえて今は隠して告げた。
「凄いのだけは確かだけれどね」
「ふうん、自信があるのね」
それはわかる。わかるからこそ未来も笑みを浮かべ続けていた。だがそれ以上に彼女は自分の贈り物に絶対の自信がある。そうした笑みであった。
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