第三十話 懺悔と後悔と決意
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!!」
ジルベールはさらに苦しみ出した、恐らくこの大男は、ジルベールの心臓を潰すつもりだろう
アルティナ「や…やめてぇえええええっ!!!」
アルティナが制止の叫びを上げるが、それを聞いて止める筈もなく更に光りが増した
同時にジルベールの苦しみが激しくなった
恐らく大男はもう心臓を掴んでいるのだろう
アルティナ「おねがい…ジルだけは……おねがい…やめてぇ……」
アルティナはただ懇願するしかなかった
ジルベールが苦しむ姿を見て泣き出し、もう耐えきれなかったのである
「ふむ…では君にとって、ジルベールはどんな存在かね?」
そう質問した大男
アルティナ「あたしの……あたしのぉ……大切な人なのぉっ……何時も一緒にいるって……約束して……そして…」
「もういい……さあ見ろ!愛する男が無惨に死んでいく様をな!!」
アルティナ「いや……やめてええええぇえええええええええええええええええ!」
ジルベールは苦しみに意識が遠退いていた
どれ程経ったんだ……
彼奴に…
捕まってからどれ程経ったんだ…
確か奴の名前って…なんだっけ……
くそっ……わかんねぇ……もう十年も前の事だしな…
「やめてええええぇえええええええええええええええええ!」
この声……アルティナ……?
「さあ見ろ!愛する男が無惨に死んでいく様をな!!」
死ぬ様を見ろ…だと…?
アルティナに…だと?
「やめて…いやぁあああぁああああああああああああああっ!!!」
こいつは…アルティナに俺の死に様を見せるつもりなのか…
俺だけじゃなく…アルティナまでどん底に突き落とす気なのか…
……それだけは……それだけは…
駄目だ…いや絶対駄目だ…
俺はアルティナと決めたんだ…一緒にいるって…一緒に護ろうって…
俺は…生きる……
アルティナの為…みんなの為に………俺は
ジルベール「生きるんだあぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」
突然蒼白い閃光がジルベールから放たれ、徐々に蒼白いオーラを纏っていくジルベール
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