第三十話 懺悔と後悔と決意
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……ぁ…っ…!」
大男の剛拳がティアラの腹部にめり込む様に入り、肋骨が何本も折れると同時に口から大量の血を吐いた
エルシア「ティアちゃん!きゃっ!」
エルシアの体が急に浮かんだ、大男が念力の様に左手でエルシアを触れずに持ち上げていた
「脆いな…」
ミシッ!ギギギギギギギギギギ…
エルシア「がっ!!!あああああああああッ!」
全身の骨が軋み、悲痛な叫びを上げるエルシア
「ヒビだけにしといてやる」
ゴキャ…!
エルシア「が…あっ……っ…」
全身の骨にヒビが入り、念力の拘束が解けたエルシアはそのまま落下し、受け身を取らずにぐったりと倒れた
ミスティ「おのれぇ…許さん!!!」
ミスティは既に詠唱を終え、大男に向けてテクニックを放とうとしていた
「ふむ…」
大男が体ごとミスティに向けると同時に右手で拘束しているジルベールを前に出した
ミスティ「な…!?」
突然目の前にジルベールが現れた事に驚いたミスティはテクニックの集中が切れてしまった
「闇夜・剛掌破!!!(なはと・ごうしょうは)」
大男が左手を突き出した瞬間、赤黒いオーラを纏った気の塊がミスティに向かっていった
ボゴォォォォォォン!!!
ミスティ「ごはっ…!!!」
剛掌破をまともに受けたミスティは吹き飛ばされ、壁に叩きつけられて倒れた
アルティナ「ミスティ!きゃあっ!!!」
大男はアルティナをジルベールと同じ様に壁に叩き付け、拘束した
その力は女の子のアルティナにとっては結構きつい程であった
アルティナ「うぐっ…ううっ…あっ……」
痛みに顔を歪めるアルティナ、その目の前にジルベールが壁に叩き付けられ拘束された
「貴様…ジルベールの女らしいな…」
突然聞いてきた大男
アルティナ「ぐっ…う…そう…だけど……それがどうしたの!」
抗う様に声を張って怒鳴った
「ふふふ…愛する人が目の前で死んでいく様…君には耐えられるかな?」
アルティナ「え…目の前でって…」
大男はジルベールの胸に掌を当てた
ジルベール「ぐああああああああああああああああああああっ!!!」
ジルベールは苦しみ出した
アルティナ「ジル!な…何してるのよ!」
「言った筈だ…種を採っておこうとな……ぬん!」
ジルベールの胸に当てている掌が赤黒く光り
ジルベール「があああああああああああああああああああああああああああッ!
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